伝説的R&Bグループ、
アイズレー・ブラザーズ(Isley Brothers)で活躍した、ベーシストのマーヴィン・アイズレー(Marvin Isley)が6月6日、シカゴで死去しました。死因は不明。56歳でした。
マーヴィンは、兄であるオーケリー、ロナルド、ルドルフの3人が組んでいたアイズレー・ブラザーズに、兄のアーニー・アイズレー(g)と、従兄弟のクリス・ジャスパー(key)とともに1973年に加入。ファンク・バンドとしての姿勢を打ち出したアルバム『3+3』(1973年 / 写真)ほかを発表し、「ソウル・レディ(That Lady)」、
シールズ&クロフトのカヴァー「サマー・ブリーズ」、「シルクの似合う(Between The Sheets)」ほかの人気曲を生み出すものの、1983年作『シルクの似合う夜(Between the Sheets)』を最後にグループは分裂。オリジナル・メンバーの3人はアイズレー・ブラザーズとして、アーニー、マーヴィン、クリスの3人は
アイズレー・ジャスパー・アイズレーとして活躍することになります。
その後は、1986年の長兄オーケリーの急死などを経て、1991年にロナルド、マーヴィン、アーニーの3人によってアイズレー・ブラザーズが復活。順調に活動を重ねるものの、マーヴィンは1997年に糖尿病の後遺症で足を切断し、活動を離脱していました。心よりご冥福をお祈りします。