O'Jizo、
Toyota Ceili Bandのメンバーとしても知られ、現在の日本におけるアイリッシュ音楽シーンを牽引するアイリッシュ・フルート&ティン・ホイッスル奏者・
豊田耕三が、初のソロ・アルバム『
Internal Circulation -呼吸の巴-』(TOICS-0001 2,500円 + 税)を3月11日(日)にリリース。同作の発売を記念して、4月8日(日)には〈豊田 耕三1stソロアルバム『Internal Circulation -呼吸の巴-』発売記念ライヴ〉も東京・江東 ティアラこうとうにて開催決定。
昨年10月から11月にかけて、米ポートランドでレコーディングしたというこのアルバムは、収録曲のほとんどをアイルランド伝統音楽の新旧のレパートリーから選曲。楽器は豊田のフルートと久保慧祐が弾くギターだけというシンプルな編成で、アイリッシュ・フルートは通常のD管ではなく、全編を通してE flat管。多重録音のハーモニーにはB flat管が使用されています。
アイリッシュ音楽の反復を東洋思想の円環発想と結びつけたコンセプトに沿い、アルバムの初めから終わりまで音が途切れずに続き、アルバムの終わりが初めに繋がる、エンドレスで円環するユニークな構造になっています。
日本のアイリッシュ・フルート奏者、豊田耕三による東洋からの素晴らしく新しいアイリッシュ伝統音楽のCD。我々の伝統音楽の移ろいゆく雰囲気を日本的な視点でつかんだ幅の広いCD。一聴の価値あり! おめでとう! 耕三!――マット・モロイ / ザ・チーフタンズ笛に吹きこまれた息は歌となり、歌は大気に溶けて人をダンスに誘い、二つの文化をむすぶ。アイルランドの生んだ音楽がこんなに懐かしいのは何故だろう――谷川俊太郎