〈第37回日本アカデミー賞〉にて最優秀作品賞ほか最多6冠に輝いた『舟を編む』の
石井裕也監督による最新作、映画『ぼくたちの家族』(5月24日公開)。公開に先立ち、4月22日(火)には「ユナイテッドシネマ豊洲」でプレミア試写会が開催。石井監督、原作の
早見和真をはじめ、
妻夫木 聡、
原田美枝子、
池松壮亮、
長塚京三、
黒川芽以らキャストも登壇、豪華なステージとなりました!
映画にしようと思ったきっかけについて石井監督は、「実は20代最後に撮った映画になるんですけど、自分自身が“家族”というものに改めて向き合わないといけないな、と実感した作品なんです。早見さん渾身の一作でもあると思うので、その熱量に負けないように作りました」、キャスティングは「最初からお芝居ありきの作品になると思っていたので、ただ達者なだけではなくて、それぞれが本当の家族になれるような人がいいと思って厳選しました。特に妻夫木さんは前から好きな俳優さんで。悩んでいるというか、そういう表情が色っぽくてかっこいいなと思っています。この役にぴったりですよ」とのこと。
また、「ずっと一緒に仕事をしたいと思っていた石井監督と仕事ができたのは僕にとってとても嬉しかったですし、池松さんとも、本当に共演したいと思っていた俳優さんだったので、念願叶って幸せです」(妻夫木)、「実は、昔は妻夫木さんに似ているといわれていたんです。怒らないでくださいね(笑)。やっと、一緒にお芝居をやることができて、本当に嬉しいと思っていました。この映画の妻夫木さんはかっこいいですよ!」(池松)と、共演の喜びをコメント。
最後に、「“家族”って答えがある訳じゃないし、人それぞれの形があると思うんです。僕らは今回、答えも形もないそのテーマに挑戦しました。今回の役所も考えると、実は相当しんどい現場でもあったんです。短期じゃなかったら死んでたかも(笑)。映画の中では、お母さんの余命というのが一つのきっかけで、彼らは“家族”に正面から向かい合うことができましたが、これから映画を観る人たちにとって、この映画がそのきっかけの一つになればいいと思います」(妻夫木)と、メッセージを寄せています。