内橋和久 2016/06/24掲載(Last Update:16/06/28 17:38)
瀬戸内海エリアの島々を舞台に開催されるトリエンナーレ〈瀬戸内国際芸術祭 2016〉。7月18日(月)より夏会期がスタートする同芸術祭の一環として、〈内橋和久「犬島サウンドプロジェクト Inuto Imago」〉が8月22日(月)から9月4日(日)にかけて岡山・犬島にて開催されます。
同プロジェクトでは、
アルタードステイツでの活躍や数々のプロデュースワークで知られるギタリスト / 作・編曲家 / プロデューサーとしてのみならず、〈ビヨンド・イノセンス〉の主宰や大阪・新世界 BRIDGE(2007年閉店)の運営などを通じてあらゆる音楽をフィードバックと共に包括する活動を展開中の
内橋和久が、実験的音楽デュオ“
SENYAWA”としても活動するインドネシアはジャワ島・ジョグジャカルタの音楽家、ルリー・シャバラ&ヴキール・スヤディー、インドネシア・バンドン出身のマルチ・インストゥルメンタリスト、イマン・ジンボットと共に犬島に滞在。期間中ライヴハウスを設立するほか、犬島の音 / 音楽を探求するワークショップの開催、かつて犬島で歌われていたという“犬島音頭”を島民と共に復活させる試みなど、様々な企画を繰り広げます。
チケットの取り扱いは6月25日(土)より開始。学生(高校生以上)割引や15歳以下割引も用意されており、いずれも帰路の宝伝港〜岡山駅間送迎バス乗車代込み。詳しくは〈内橋和久「犬島サウンドプロジェクト Inuto Imago」〉オフィシャル・サイト(
inuto-imago.com)にてご確認ください。
この島は観光地ではありません。私達はよそ者です。でも一旦この島を訪れたら、その不思議な魅力に心を奪われるでしょう。そしてあなたの第二の故郷になるかもしれない。そんな島です。愛想はないけど、とても心が温かくて誇り高き素晴らしい島民の人達に出会うでしょう。訪れた他の人達とも自然に声を交わし、自然の声にも無意識に耳を傾けるでしょう。現存している美しい造形に深い歴史を感じ、過去にここに住み着いた人々のことを想うでしょう。
私はここに歌を残そうと思います。この先もずっと、この島の歴史のかけらになるような。そして訪れた人達の心に残るような。毎日がそのためのお祭りです。
遊びに来てください。――内橋和久