松竹映画100周年を記念した映画「キネマの神様」が、2021年に全国ロードショー。主要な登場人物4名の心に焼き付くキャラクター・ヴィジュアルが公開されています。
本作を手掛けるのは、日本映画界を代表する
山田洋次監督。原作は、これまで数々の文学賞を受賞してきた人気小説家・
原田マハによる「キネマの神様」。原田マハが自身の家族、経験をもとに書きあげた思い入れ深い小説を、山田洋次監督が松竹らしい“家族”をテーマにした映画作品へと昇華させます。ダブル主演を務めるのは故
志村けんの遺志を継ぐ
沢田研二と、実力、人気ともに若手ナンバーワンの
菅田将暉。初共演となる2人が世代を超えて、二人一役で主人公を演じます。
公開されたヴィジュアルには、沢田研二演じる主人公のゴウと菅田将暉演じる若き日のゴウ、
宮本信子演じるゴウの妻・淑子、そして
永野芽郁演じる若き日の淑子の姿が映し出されています。注目は、それぞれのヴィジュアルに映り込む鮮やかな感光と背景。登場人物たちの記憶の断片をフィルムに映し出しているかのように見えるその淡い光が差し込むことで、本作の公開に込められた作り手たちの温かな想いが虹の架け橋によって繋がり、一つの物語として更なる輝きを放っています。一枚の静止画にも関わらず、彼らの人生が想像できる、至極のヴィジュアル。フィルムなどの物質が光を受けて反応し、化学変化を起こすことで、映画を愛し続けた男を通して描かれる、時代を越えた愛と友情、そして家族のありよう。日本映画界を代表する山田洋次監督と豪華な俳優陣が紡ぐ、松竹100周年記念作品にふさわしい至極の物語に、今日本中が注目しています。
©2021「キネマの神様」製作委員会