1939年1月6日、ドイツから米ニューヨークに渡ってきた熱心なジャズ・ファンのアルフレッド・ライオンが自費でミード・ルクス・ルイスとアルバート・アモンズのレコードを録音し、産声を上げた「ブルーノート・レコード」。その創立80周年を記念して、新たにオープンしたジャズの情報サイト“BLUE NOTE CLUB”にて、J-Squadがハービー・ハンコックの「処女航海」をカヴァーした未発表音源を1月20日（日）までの期間限定で公開しています。

　J-Squadは、テレビ朝日系報道番組「報道ステーション」のテーマ曲を手掛ける、メンバー全員がニューヨークを拠点に活躍中の日本人ジャズメンによるスーパー・バンド。メンバーの黒田卓也（tp）は、日本人で初めてUSブルーノートと契約を結んだキャリアの持ち主です。今回のカヴァー音源は、2018年発表のアルバム『J-Squad 2』の制作時にレコーディングされたものの、これまで発表されていない貴重なトラック。同レーベルを代表するヒット曲であり、60年代ジャズの金字塔ともいえるハンコックの名曲に、J-Squadが新たなエネルギーを吹き込んでいます。

　黒田は、1月21日（月）と22日（火）に東京・南青山 BLUE NOTE TOKYOにて開催される〈ブルーノート・レコード80周年記念“BLUE NOTE plays BLUE NOTE”〉に出演。黒田をはじめ桑原あい、石若 駿らによる人気の若手ジャズ・ミュージシャンが集結したスペシャル・バンドがブルーノート史上の名曲の数々を披露。さらに、ジェイムズ・フランシーズとトニー・アレンという現行のブルーノート・アーティストがゲストとして出演します。