日本が世界に誇るトップ・サクソフォン奏者の田中靖人が、ソロ・アルバム『モリコーネ・パラダイス』(TOCE-90218 税込3,000円)を2012年2月15日にリリースすることが決定。それに先立ち12月12日、東京・銀座のヤマハホールでアルバム・リリース記念ライヴが行なわれました。
自身久々となる待望のソロ・アルバム『モリコーネ・パラダイス』は、タイトルの通り全編
モリコーネの楽曲を収録したアルバム。プロデューサーに、サクソフォン界のパイオニアであるイギリスのカリスマ奏者
ジョン・ハールを迎え、モリコーネとサックスの魅力を知りつくした日英の豪華作曲陣がアレンジを担当した今作は、まさにモリコーネを超えたモリコーネ・アルバムとなっています!
ライヴではアルバム収録曲から、「ラ・カリファ」「セルジオ・レオーネ組曲」、そしてアルバム・タイトル曲でもある「モリコーネ・パラダイス」などを演奏。田中のサックスが奏でるモリコーネの美しいメロディが、会場を訪れたファンや関係者約250名を魅了しました。
そして演奏後、司会に八塩圭子を迎えて行なわれたトークでは、モリコーネの音楽やジョン・ハールとのレコーディングに関してのエピソードを披露。
田中がモリコーネの音楽と出合ったきっかけは、映画『ニュー・シネマ・パラダイス』。そこで、サックスと弦のハーモニーの美しさに魅せられた田中は、その後、作曲家の真島俊夫に『ニュー・シネマ・パラダイス』の音楽エッセンスをちりばめた作品の編曲を依頼し、そこで生まれたのが「モリコーネ・パラダイス」でした。
田中がこの曲の初演を行なってからすでに5年。その間、この「モリコーネ・パラダイス」もさまざまなアレンジ・バージョンが生まれ、今やプロからアマチュアまでが演奏する名曲となっています。田中は、「今でもこの曲を演奏すると、感動で涙するお客さんも多い。演奏するたびにモリコーネの音楽のすごさを実感する」と語っていました。
日本からは
千住明、
山下康介、
小林洋平、
真島俊夫、
長生淳、
朝川朋之、イギリスからはジョン・ハール、イアン・ガーディナー、モリコーネと、豪華な作曲家陣によってアレンジされた、モリコーネの珠玉の名曲の数々。田中靖人のサキソフォンで美しくよみがえったこれら名曲を通して、モリコーネ音楽の魅力にあらためて気づく人も多いことでしょう。
※2012年2月15日発売
田中靖人
『モリコーネ・パラダイス』
(TOCE-90218 税込3,000円/HQCD仕様)
[収録曲]
モリコーネ:
01. ラ・カリファ(編曲:千住明)
02. セルジオ・レオーネ組曲(編曲:山下康介)〜ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ/コックアイズ・ソング/夕陽のギャングたち/ウエスタン
03.モリコーネ・パラダイス(編曲:真島俊夫)
04.わが青春のフロレンス〜マエストロとマルゲリータ(編曲:朝川朋之)
05.マッダレーナ〜キ・マイ(編曲:イアン・ガーディナー)
06.マット、カルド、ソルディ、モルト……ジロトンド(編曲:ジョン・ハール)
07.ストリップティーズ(編曲:ジョン・ハール)
08.プロフェッショナル〜風、叫び(編曲:ダニエル・ハール)
09.海の上のピアニスト(編曲:小林洋平)
10.ミッション〜ガヴリエルのオーボエ(編曲:長生淳)
11.続・夕陽のガンマン〜黄金のエクスタシー (編曲:ジョン・ハール)
12.エクソシスト2 メドレー(編曲:小林洋平)
13.ミッション〜ガヴリエルのオーボエ(編曲:ジョン・ハール)
[演奏者]
田中靖人(sax)
パヴェル・シュポルツル(vn)
ジョン・ハール(ss)
ポール・メイエ(cl)
■田中靖人『モリコーネ・パラダイス』CDリリース記念リサイタル・ツアー
2012年
2月14日(火) 東京・紀尾井ホール
3月 2日(金) 大阪・ザ・フェニックスホール
3月22日(木) 博多・都久志会館
4月 6日(金) 札幌・札幌コンサートホールKitara 小ホール 他
4月23日(月) 名古屋・宗次ホール
問:フロレスタン [Tel]03-6457-4695
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