8月27日(土)・28日(日)の2日間、長野・長和町のブランシュたかやまスキーリゾートにて、〈
ウイスキー&ビアキャンプ長和町〉が開催されました。
ウイスキー評論家・土屋 守のプロデュースによって2011年に〈アウトドア・ウイスキーフェスティバルin 長和町〉として初開催、2014年からはビール評論家・藤原ヒロユキを迎え現在の名前へ変更し、毎年開催されてきたこのイベント。レアボトルを含む国内外のさまざまなウイスキーの試飲や長野県を中心とした国内のクラフトビールが販売されるほか、良質な音楽を奏でるアーティストが多数出演、信州の名産特産品を中心としたフードも充実した野外フェスとして、着実に人気を集めてきました。
6回目を迎えた今年の開催初日は、雨の影響で室内ステージでのパフォーマンスとなったものの、2015年に
3776とのコラボレート・シングルとしてリリースした「まぼろし音楽」でも注目を集めたポップス・バンド、学園祭学園がトップバッターとして会場を盛り上げると、続いて“脱力系バンド”
栗コーダーカルテットが登場。
おおはた雄一を迎えたスペシャル編成でのステージで、ピースフルな演奏を披露しました。初日のトリを飾ったのは、シンガー・ソングライター&ピアニストの
村上ゆき。CMソングとしておなじみの「積水ハウスの歌」では観客と合唱する一幕もみせるなど、雨の影響を感じさせない1日となりました。
雨も弱まり野外ステージも設けられた2日目の1番手には、長野県長和町ひめき平のイメージアーティストであり、本イベントのMCも務めるシンガー・ソングライター、
高橋ちかが登場。井上孝利(ex-
bohemianvoodoo)とのデュオ編成で、2014年から3年連続と出演となる今回のステージでも、大自然に響く伸びやかな歌声を披露しました。続いての登場も、昨年に続く出演となる
Black Bottom Brass Band。前回は悪天候の影響で果たせなかったという会場を練り歩くパフォーマンスで登場すると、オーディエンスを巻き込む彼らならではのステージを繰り広げました。大トリを飾ったのは、
PE'Zのヒイズミマサユ機“なのではないか”という憶測が飛び交う
H ZETT M率いる
H ZETTRIO。「晴天 -Hale Sola-」など9月9日(金)にリリースのアルバム『PIANO CRAZE』収録曲を含むセットで圧巻の演奏を披露し、〈ウイスキー&ビアキャンプ長和町〉は大団円のうちに幕を閉じました。
アーティストのパフォーマンスのあいだには、キャンプファイヤーやクラフトウイスキー&ビールの評論家・造り手によるトークセッション、ウイスキーの銘柄をあてるブラインドコンテスト、食育の側面ももった地元の猟友会による鹿の解体など、このイベントでしか観ることのできないユニークな催しも開催。すでに来年の開催に向けての準備も始まっているとのこと。