キーボード奏者のパウロ・カリッソとコントラバス奏者 / 歌手のカンデ・ブアッソからなるアルゼンチンのデュオ、
カンデ・イ・パウロ (Cande y Paulo)が、名門レーベルの「デッカ」からデビュー・アルバム『
カンテ・イ・パウロ 』を6月4日(金)に発表します。
ジョニ・ミッチェル や
マデリン・ペルー らの作品を手がけてきた
ラリー・クライン のプロデュースのもと、米ロサンゼルスで制作。レコーディングには
アンソニー・ウィルソン (g)やビクター・インドリッツォ(ds)らが参加しました。
「サマータイム」「アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー」といったスタンダード、ユパンキやスピネッタといったアルゼンチンを代表するミュージシャンの楽曲、
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド の「僕は待ち人」や
ニール・ヤング の「シュガー・マウンテン」といった多彩な楽曲のカヴァーを収録するアルバムから、
ノラ・ジョーンズ とのコラボレーションでも知られるブラジルのシンガー・ソングライター、ロドリーゴ・アマランテの「トゥージョ」のカヴァーが先行シングルとして公開されています。
「トゥージョ」は、2015年に放送されたネットフリックスのオリジナルドラマ『ナルコス』の主題歌として一躍人気を博した楽曲で、カンデ・イ・パウロは「この曲は発表されるや世界中で受け入れられ、今や現代ラテン・アメリカのスタンダードとなっている。私たち自身の人生と響き合う部分もあって、ぜひアルバムにこの曲を入れたいと思ったんだ。ほんの数年前に書かれた曲だけど、初めて聴くとまるでずっと前から知っているような気にさせてくれる曲だ。ロドリーゴ・アマランテはとてもコンテンポラリーなサウンドをトラディショナルに聴かせる天才だと思うし、私たちのアプローチもそのシンプルさをなるべく尊重したものにしたよ。余計なアレンジは殆ど必要なかったね」と語っています。
またアルバムについて2人は「2017年に〈バロ・タル・ベス〉を初めて2人で演奏して以来、世界中でたくさんの冒険を経験してきたよ。ハリウッドでのレコーディング・セッション、世界的なパンデミック、故郷へ帰国せざるを得なくなったこと、、、でも一番の冒険はたくさんの音楽を演奏し、体験したことだった。このアルバムは私たちの人生の素晴らしい瞬間を切り取ったサウンドトラックとしてずっと残ることになると思うし、それをみんなとシェア出来ることを嬉しく思っているよ。そしてこの冒険をずっと続けていくこともね!」とコメントしています。
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