辻一郎のソロ・ユニット“
Dissecting Table”が、『Play Dead』を9月27日(月)にリリース。
辻一郎は1966年生まれ。東京で86年から“Dissecting Table”という名義でノイズ・インダストリアル・ミュージックの制作を開始して、98年に故郷の広島に戻り音楽活動を展開。おもに自主レーベル「UPD organization」とヨーロッパとアメリカのレーベルよりレコードやCD作品を発表してきました。初期、中期の作品は、シンセサイザー、サンプラーをシーケンサーで制御することで作品を制作していましたが、2012年頃から、コンピュータでUSB接続デバイスから出力されるPWM信号を制御して音楽制作を行なうようになり、現在は、独自のシンセサイザーシステムを開発しながら作品を制作しています。
『Play Dead』の2曲目と5曲目は、コンピュータによる自動演奏。1曲目、3曲目、4曲目および6曲目は、コンピュータの自動演奏に加えてアナログフィルタを手動で操作しました。開発したアナログフィルタである複合型シンセサイザーのウィーンブリッジ発振器の周波数を手動と制御信号で変更しました。また、このシンセサイザーの乗算器の入力信号の周波数を手動で変更して振幅変調も行ないました。そして、アナログフィルタで変調した信号をデジタルフィルタに入力して、さらに豊かな音響効果を作り出しました。15枚限定リリース。
また、東京・gallery DEN5の企画で、Dissecting Tableのアートワークの展示会が開催されます。会期は、11月4日(木)から11月15日(月)です。会場では音源も聴けるとのこと。