米シカゴの新世代R＆Bシンガー、ジャミーラ・ウッズ（Jamila Woods）が前作『ヘヴン』から約3年ぶりとなるニュー・アルバム『レガシー！レガシー！』を5月10日（金）をリリース。

　ウッズがこれまでにインスピレーションを受けてきた黒人文学、アート、音楽の遺産（レガシー）をテーマにしたアルバムで、「ZORA」はアフロ・アメリカンの民話や民謡（フォークロア）を集めてまわった女性民俗学者のゾラ・ニール・ハーストン、「OCTAVIA」は女性SF作家のオクティヴィア・E.バトラー、「SUN RA」はジャズ・ミュージシャンのサン・ラー、「EARTHA」はシンガーで女優のアーサー・キットなど、収録曲の曲名は実在の人物からとられています。

　制作には、前作にも参加していたオッド・カップルやピーター・コットンテイルがプロダクションを手がけ、さらにはサバやニコ・シーガルなどがヴォーカルでフィーチャーされるなど、シカゴ音楽シーンの才能たちが集結しました。

　シカゴにあるギャラリー / コミュニティ・センターのThe Stony Island Arts Bankで撮影された、新曲「ZORA」のライヴ・パフォーマンス映像が公開中。この楽曲についてウッズは「自身のアイデンティティをある枠に押し込めようとすることを拒絶することについて。皆多様性をうちに孕んでおり、つねに変化している。ゾラ・ニール・ハーストンからインスパイアされていて、ステレオタイプや思い込みから自由になることについての曲」と語っています。