デビュー50周年を迎えたAORシンガー・ソングライター“
黒住憲五 ”が、初のベスト盤『
Light Mellow 黒住憲五 』を7月5日(水)にリリース。
黒住は、ブーメランのヴォーカル&ドラマーとして1973年にデビューして以来、都会的なAORサウンドと、ジェントルな歌声で“Japanese AORの貴公子”と称され、近年「Juggler」を筆頭に海外からも注目を集めるなか、今年4月には久々のオリジナル・アルバム『
one more time 』をリリース。現在は岡山を拠点に精力的に活動を続けています。
本作は、そんな黒住のこれまでのソロ作品の中から、音楽ライター金澤寿和がメロウなテイストとグルーヴをテーマにコンパイルしたベスト・セレクション盤。サマー・シーズンのBGMとしても最適なシティ&リゾート・ミュージックが詰まったアルバムとなっています。
[コメント] デビュー50周年という節目にベスト盤がリリースされるにあたり素直に感謝しています。1973年のブーメランからスタートした僕の音楽活動は波乱万丈でした。 1975年グループ解散後ソロアルバムの制作を始めたものの諸事情が重なり1stアルバム『AGAIN』をリリースするまでに7年の月日を費やしてしまいました。今回のベスト盤にもその制作段階の曲が収録されています。「割れた夏」です。お蔵入りになった曲もいくつかあったのですが行方不明になってしまいました。そういう意味では貴重な一曲です。 ライターをやっている時代、パラシュートとの出会いはとても幸運でした。故松原正樹氏との出会いは僕の音楽性を進化させてくれました。2ndの『STILL』は僕のやりたい事を全て注ぎ込んだアルバムです。三枝成彰氏、武部聡志氏の起用とか、CHARとのコラボとか、かなり贅沢な内容になっています。『Boxing Day』をリリース後は諸事情が重なり活動休止、『Pillow Talk』のリリースまでに5年かかりました。僕の念願でもあったL.A.録音です。とても有意義な時間を経験しました。それから長い休止が続いて2005年に制作を再開して2023年『one more time』をリリース、そして今回のベスト盤にたどり着いたのです。振り返ってみれば20年ほど休止していた計算になります。残りの時間を有意義に使いたいと思っています。 このベスト盤は僕の音楽の軌跡を辿る時間旅行です。そんな思いを乗せて聴いて頂ければ幸いです。 ――黒住憲五 VIDEO