エバーグリーンな多くのメロディを残し、2019年1月26日に亡くなった
ミシェル・ルグラン(Michel Legrand)の没後1年追悼企画として、ミシェル・ルグラン他『
ミシェル・ルグラン・エッセンシャル・ワークス』(CD SICP-31338〜9 3,000円 + 税)、ミシェル・ルグラン『
アルファ・イヤーズ』(CD MHCP-30001 2,364円 + 税)、
リシャール・ガリアーノ『
トリビュート・トゥ・ミシェル・ルグラン』(CD SICP-31335 2,500円 + 税)の3タイトルが2月19日(水)に発売されます。
日本独自企画のベスト盤『ミシェル・ルグラン・エッセンシャル・ワークス』は、ルグランがセルフ・カヴァーした映画主題歌曲集と、
カーメン・マクレエ、
セリーヌ・ディオン、
エリス・レジーナらが歌ったルグランの楽曲を集めるソングブックからなるCD2枚組。ソニーミュージックの管理楽曲を中心に、ルグランが生前気に入っていた演奏や歌唱を、既存の作品集との重複をできるだけ避けて選曲しています。
『アルファ・イヤーズ』はルグランが90年代に「アルファ・ジャズ」レーベルに残したトリオ演奏から、みずから選曲したジャズ・アルバム。2007年に企画されたものの未発売だった一枚で、「シェルブールの雨傘」「風のささやき」といった代表曲から書き下ろしの楽曲まで13曲を収録しています。
『トリビュート・トゥ・ミシェル・ルグラン』は現代を代表するアコーディオン奏者の一人であるリシャール・ガリアーノがプラハ弦楽五重奏団とともにルグランの楽曲を録音した追悼盤。ガリアーノは「私はミシェル・ルグランにオマージュを捧げるこのアルバムを通して、純粋さを追求し、彼の作品の真髄に迫りたいと願いつつ、アコーディオン独奏&弦楽五重奏用の編曲を手がけた。(中略)本盤に収められた全ての楽曲に、感情と愛と優しさが染み込んでいる」とこのアルバムへの思いを語っています。
また、ルグランの没後1年と生誕88年にあわせた特別企画として関連映画の特集上映〈ミシェル・ルグランとヌーヴェルヴァーグの監督たち〉が、2月21日(金)より東京・恵比寿 YEBISU GARDEN CINEMAで開催されます。上映されるのは、「ロシュフォールの恋人たち」「シェルブールの雨傘」など全7作品。なかでもジャン=リュック・ゴダール監督「男と女のいる歩道」(1962年作)は日本で初めての4Kデジタル・リマスター版の上映となります。