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現代屈指のアルト、ナタリー・シュトゥッツマン、自身の主宰するオーケストラを指揮してのバロック・アリア集を発表

ナタリー・シュトゥッツマン 2014/10/29 16:08掲載

　アルト歌手とオーケストラ指揮者という2つの活動を並行してキャリアを築いてきた、現代でもっとも傑出した音楽家のひとりに数えられるナタリー・シュトゥッツマン（Nathalie Stutzmann）。本年11月から12月にかけて来日が予定されています。その彼女のドイツ・グラモフォンからエラート・レーベルへの移籍第1作となる来日記念盤『ヘンデル：アリア集～影のヒーロー達』（WPCS-12878 2,600円 + 税）が11月12日（水）に発売されます！

　本アルバムはヘンデルのアルトのためのオペラ・アリアにフォーカスされ、ヘンデル自身のお気に入りのオペラ作品からのアリアではあるものの、全曲から離れて単独で歌われる機会は少ないアリアが収録されています。いままで注目を集めることの少なかったキャラクター、アリアを中心に据えて光を当てる、ユニークで意欲的なコンセプト・アルバムです。

　深く、広がりを持つ比類なきシュトゥッツマンの声の魅力が発揮された本アルバム。共演の“オルフェオ 55”は、シュトゥッツマンみずから創設した室内オーケストラです。特別ゲストにはフィリップ・ジャルスキー（C-T）を迎えた豪華な企画となっており、声楽ファン必聴の内容です。

■2014年11月12日（水）発売
『ヘンデル: アリア集～影のヒーロー達』
WPCS-12878 2,600円 + 税

［演奏］
ナタリー・シュトゥッツマン（A＆指揮）
オルフェオ55
フィリップ・ジャルスキー（C-T）

［収録曲］
ヘンデル:
01. 歌劇『インドの王ポーロ』第3幕第1場より「シンフォニア」
02. 歌劇『アリオダンテ』第3幕第3場より「義務正義そして愛」（ポリネッソ）
03. 歌劇『オルランド』第3幕第1場より「シンフォニア」
04. 歌劇『ガウラのアマディージ』第2幕第5場より「荒れ狂う苦悩」（ダルダノ）
05. 歌劇『アレッサンドロ（アレクサンドロス大王）』第3幕第2場より「私は風のように」（クレオーネ）
06. 歌劇『セルセ』第1幕第12場より「希望かそれとも苦悩か」（アルサメーネ）
07. 歌劇『パルテーノペ』第3幕第1場「シンフォニア」
08. 歌劇『ラダミスト』第1幕第5場「私は喜んで死にましょう」（ゼノービア）
09. 歌劇『アグリッピーナ』第2幕第5場より「私の嘆きを聞いている者たちよ」（オットーネ）
10. 歌劇『タメルラーノ』第2幕第6場より「この胸の中に生まれたかのように」（イレーネ）
11. 歌劇「シピオーネ』第3幕第5場より「シンフォニア」
12. 歌劇『エジプトのジュリオ・チェーザレ』第2幕第9場より「そよ吹く風」（コルネーリア）
13. 歌劇『セルセ』第3幕第1場より「シンフォニア」
14. 歌劇『エジプトのジュリオ・チェーザレ』第1幕第11場より「涙の中に生まれて」（コルネーリアとセストの二重唱）
15. 歌劇『クレタのアリアンナ（クレタ島のアリアドネ）』第2幕第12場より「私は疲れた巡礼のように」（アルチェステ）
16. 歌劇『ロデリンダ』第3幕第5場より「繋がれた猛々しい野獣は」（ベルタリド）
17. 歌劇『シッラ』第1幕第5場より「聞いてくれわが美しき愛する人よ」（クラウディオ）
18. 歌劇『パルテーノペ』第1幕第13場より「私は勇敢に追い求める」（ロズミーラ）
19. 歌劇『ガウラのアマディージ』第3幕第6場より「羊飼いの青年と娘たちの踊り」

［来日予定］
2014年11月18日（火）奈良秋篠音楽堂（フランスプロ）
2014年11月20日（木）兵庫県立芸術文化センター小ホール（冬の旅）
2014年11月22日（土）横浜神奈川県立音楽堂（フランスプロ）
2014年11月24日（月）東京トッパンホール（冬の旅）
2014年11月26日（水）東京トッパンホール（フランスプロ）
2014年11月28日（金）福岡シンフォニーホール（冬の旅）
2014年12月5日（金）N響定期（ドビュッシー: ペレアスとメリザンド）
2014年12月7日（日）N響定期（同上）

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