ピンク・フロイド の元リーダーであり、『狂気』『アニマルズ』『ザ・ウォール』などのコンセプトを形作った“ピンク・フロイドの頭脳”、
ロジャー・ウォーターズ (Roger Waters)が1992年に発表したコンセプト・アルバム『死滅遊戯(Amused To Death)』が新たなリマスタリングを施され、7月24日に海外で発売予定。
リリースされるフォーマットは“CD”、“CD / Blu-ray”、“SACD”、“高音質デジタル・ダウンロード”、“200グラム重量盤アナログ2枚組(クオリティ・レコード・プレッシングズにてプレス生産)”、“限定盤: シリアル番号入りアナログ・ピクチャー・ディスク2枚組”が予定されており、iTunes
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天安門事件や湾岸戦争などを題材に、遠く離れた国で行なわれている戦争をテレビでエンタテインメントの一種として見ることができることへの疑問と矛盾、テレビに映るすべての事象がドラマやゲームのような感覚に陥る現代社会、TV社会への警鐘をテーマとした『死滅遊戯』について、「20年(以上)前のこのアルバムを思い出してみると、私が当時言いたかったことの大半は、残念ながら今もなお残っている。もしかしたら、1992年当時よりもむしろ2015年の人々の苦境に寄り添っているのかも知れない」と、ロジャー・ウォーターズは語っています。
2015年版『死滅遊戯』は、ピンク・フロイドのサウンドの要であり、長年にわたってフロイドや各メンバーのソロを手がけてきたプロデューサーでありエンジニア、ジェームズ・ガスリーが現代最高峰の録音技術を駆使しマスターを完成させ、SACDとBlu-ray Audioでは5.1chサラウンド・リミックスで立体音響を再現。
また、2015年版のために新たに作成されたアートワークを手がけたのは、ロジャー・ウォーターズが2010〜2013年にかけて行なった『ザ・ウォール・ライヴ』ツアーと映画のクリエイティヴ・ディレクターをつとめた、ショーン・エヴァンス。
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