是枝裕和監督の映画『三度目の殺人』(2017年)で音楽を担当し、〈日本アカデミー賞〉の優秀音楽賞を受賞するなど、日本でもおなじみのイタリア人作曲家、ルドヴィコ・エイナウディ(Ludovico Einaudi)が、ニュー・アルバム『12 Songs From Home』を5月8日にデジタル・リリースしました。
新作についてエイナウディは「『12 Songs From Home』を録音したのは、ちょうどイタリアのロックダウンがピークを迎えていた2020年3月から4月にかけてだ。3月、私はソーシャルメディアで定期的にライヴ・コンサートを始めた。オンにした携帯を通じて世界と繋がった30〜40分間、春のツアーを泣く泣く延期せねばならなかった私にとって、それは実に美しく親密な時間だった。今回リリースするのは、その自宅ライヴコンサートの記憶であり、この奇妙な、決して前とは同じでありえない、忘れ得ぬ新しい世界の記憶だ」とコメントしています。