音楽とお酒を愛する全国の酔いどれ達に贈る哀愁アンセム「NANCY WHISKEY」をTHA BLUE HERB RECORDINGSから7インチでリリース、即完売したことで話題を集めた札幌を拠点に活動するBENBEが、フル・アルバム『Opening』を4月21日（水）にリリース。「NANCY WHISKEY」を含む全14曲収録の渾身の作品に仕上がりました。

　MVが公開された「煙草」は、ヴォーカルの古川がこよなく愛する映画『SMOKE』から着想を得た、まるで煙草の煙の様にゆらゆらと消えてゆく日常を、街行く人々の光景を、とある日の休日の夕方の様な小さな幸福を歌った曲。ミュージック・ビデオのディレクターは、BENBEが2016年に発表したEP『Light』に収録の「眠れない」のMVでカメラマンを務めていた門間友佑が担当。映像では極力無駄を削ぎ落とし、曲の持つ静けさと、人それぞれの持つ人生の表情を表現しています。

［コメント］
今回のアルバムに明確なテーマというものは実はありません。が、BENBEというバンドの今現在持ちうる全ての表情を落とし込みました。世の中が変化した2020年に新たに生まれた曲、世の中がいつも通り何も変わらず過ぎていた時代から街々のライヴハウスや野外フェス、そして酒場で歌い続けてきた曲、北海道という土地の春夏秋冬の移り変わり、昼から夜へ、夜から朝への時間の移り変わり、我々BENBEが過ごしたここ数年が全て詰まってます。

2020年、THA BLUE HERB RECORDINGSから7インチにてリリースされた「NANCY WHISKEY」をはじめ、「天国の丘」や「故郷」等のBENBEの代名詞的とも言えるウイスキーを愛でる曲達。「春」や「夏の話」や「ブルー」等の我々が生まれ過ごした北海道ならではの季節の変わり目の景色や空気感を歌った曲。「ワルツ」や「昨日は昨日の話」で歌う札幌の地に日々流れる酒場の情景、人々の活気。世の中はいつも色々と大変だし、もっと身近な世界でも大変な事は沢山あるけれど、我々の歌はあくまでも聴いてくれる皆さんがそれぞれ好きなように受け取って、朝昼晩、イヤホン、カーステ、どこから流れていても、ただそこに存在する日々の生活の一部になれたらと思ってます。
――BENBE