常盤ゆう 2021/04/20掲載(Last Update:21/05/21 18:45)
透明感のある、それでいてかすかにハスキーな余韻の残る声質が魅力のヴォーカリスト
常盤ゆうが、豪華作家陣を多数迎えた1stアルバム『風のガーランド』を6月2日(水)にリリース。あわせて、4月21日(水)にアルバムのリード曲「むげんの夏」の先行配信をスタートします。
アルバム『風のガーランド』は、2月5日にリリースした配信シングル「江ノ島-鎌倉」、3月30日にリリースした第2弾配信シングル「往復書簡」を含む全11曲入りの作品。作家陣のラインナップは、下川リヲ&夏目創太(挫・人間)をはじめ、アベマコト(ex 挫・人間)、
ヒダカトオル(
THE STARBEMS)、有島コレスケ、篠崎大河(
THE 抱きしめるズ)、
松石ゲル(ザ・シロップ)、ヒライマサヤ(
マーガレットズロース)らの面々で、バラエティに富んだ楽曲の世界観ひとつひとつに常盤が真摯に向き合い表現した珠玉のポップ・アルバムに仕上がっています。
最初を飾る本作のリード曲となるモータウン調の軽快なナンバー「むげんの夏」は、テレビ東京系『主治医が見つかる診療所』エンディング・テーマ(4〜6月)として現在オンエア中で、ロック・バンド、挫・人間のメンバーが書き下したもの(作詞: 下川リヲ / 作曲: 下川リヲ、夏目創太)。冒頭の素朴な歌い出しに胸をきゅっとつかまれたまま、たちまちにいざなわれる幻想的で切ないふたりの恋の世界。夏が終わってもまだずっと聴いていたくなるような、エヴァー・グリーンなラヴ・ソングです。
続いて、ミドル・テンポのグルーヴが心地よい「僕らのリアル」、歌謡曲的なフレーズをキュートなチャイニーズ・テイストで聴かせる「ツバキ・フィーバー・ラブ」、立ち現れるいつかの夏の情景が江ノ電の疾走感とあいまってノスタルジーを加速させる「江ノ島-鎌倉」、おちゃめなフレーズ満載のセカンドライン風グルーヴ「IIKO IIKOにこご用心」、ひたすらに内省的なバラード「成長痛」、眩いほどの青春をセンチメンタルかつエモーショナルに歌い放つ「卒業せんちめーとる」、突き抜けるような爽やかさに心躍る唯一の英詞曲「Smile & Sigh」、流れを一変させるアンビエントなミニマル・ビート曲「out of orbit」、実話をもとにしたノスタルジックな詞世界を無骨なアレンジで聴かせる「往復書簡」、そして、絞り出されるように発せられる言葉の静かな力に心を震わせられる名曲「道」となっています。
なお、常盤は6月20(日)東京・新宿レッドクロスにて、アルバム発売を記念して〈「風のガーランド」発売記念ライブ〉を開催。演奏メンバーは夏目創太 from 挫・人間(g)、アベマコト(b)、キモツfrom THE 抱きしめるズ(ds)となっています。
常盤ゆうは「いろんな種類の風が交錯して集まって、私の頭上で花冠(ガーランド)のように自由に咲いている。そしてそれらの風は、いつかどこかの誰かの心にすっと入り込んでざわざわを残していく。そんな風のようなアルバムになったらすてきだなぁと思っています」とコメントしています。