Taiko Super Kicksが、ニュー・アルバム『波』を6月8日(火)よりデジタル・リリース。
2018年の『
Fragment』以来、3年ぶりのアルバムとなる本作は、ミックス・プロデュースに
岡田拓郎、レコーディングエンジニアには澁谷亮(
Klan Aileen)と、バンドと同世代の気鋭ミュージシャン達が参加。マスタリングはKevin Ratterman。
相反するジャンル・質感の中で緻密に練り上げられた曲たちにヴォーカルの伊藤暁里による“個人的な体験”によって紡がれた詩が乗り、バンド音楽と豊かな詩情が見事に融合した“過去最高深度”とも言える作品となっています。
アルバムのアートワークは加瀬透が手がけ、植本一子による新しいアーティスト写真も公開されています。
リリース元は親交があったバンド、
シャムキャッツにより設立されたTETRA RECORDS。各種サブスクリプションサービスの他、TETRA RECORDSのbandcampでも音源の販売を行っています。
[コメント]意識の流れ、気分、身の回りのこと、社会や時代。色々なものの中に波はあり、形を変えながら、満ちたり引いたりしている。波は私たちを翻弄し、私たちはいつも波に悩まされる。捉えようとすれば波は逃げ、避けようとすれば追いかけてくる。しかし、そうであるからこそ、波は日々に新鮮味をもたらす。まだ出会ったことのないものたちを、一層光らせながら、私たちのもとへ運んでくれる。それどころか波は、もう知っているはずのものにもあたらしい光り方があることを、私たちに教えてくれる。あらゆるものは、何回でも、いつでもあたらしいのだと、教えてくれる。――伊藤暁里(Taiko Super Kicks)昨年の緊急事態宣言中にバンドと話し初めてから一年以上。
社会・バンド・個々人を揺さぶる大きな荒波に翻弄されながらも、岡田くんや澁谷くんも含め何度も話し合いを重ねて緻密に制作されて完成した本作は、全てのものには引力があるという事を穏やかに、そして時には強く語りかけるような作品となっています。
この26分間が描く壮大な物語を体験して頂けたら幸いです。――藤村頼正(TETRA RECORDS)