なお本作は、「Pitchfork」ですでに8.3の高得点の獲得と“BEST NEW MUSIC”に選出されたほか、「NPR Music」「Paste Magazine」などで“2019年8月度BEST ALBUM”にピックアップされており、リリース以降、各USメディアから絶賛されています。日本では、DJ Highschoolと音楽ライターの天井潤之介が推薦コメントを寄せており、DJ Highschoolは「Oso Osoの奏でる旋律は人によっては失われた感覚を取り戻させてくれたり、人によっては今現在感じてるワクワク感を増長させる魅力を持っていると思います」、天井は「いま、何度目かの黄金期を迎えているエモのピークを伝える作品といって間違いない」と語っています。
自分は兼ねてからCampaign for Emo Destructionを掲げておりましたが、こちらを聴いてから改心しました。 と言うのは全くの嘘でそんなものは別に掲げてませんでしたが、それくらい素晴らしかったです。 Oso Osoの奏でる旋律は人によっては失われた感覚を取り戻させてくれたり、 人によっては今現在感じてるワクワク感を増長させる魅力を持っていると思います。 ――DJ Highschool(seminishukei)
2010年代を迎えて以降、エモのリバイバルを牽引してきた“第四の潮流(forth wave)”と呼ばれるバンドたち。なかでもこのオソ・オソを率いるジェイド・リリトリは、屈指のメロディーメイカーにしてリリシスト。ブラン・ニューやベイサイドに代表される東海岸のエモの系譜を受け継ぎつつ、ゲット・アップ・キッズやアメリカン・フットボールといった“第二の潮流(second wave)”のレジェンドたちはもちろん、90年代や2000年代のインディ・ロックの最良の部分を備えたナイーヴでフックに満ちたソングライティング。 リリトリいわく「Kinda poppy, garage, poppy, punkish rock pop music」――そんなオソ・オソの魅力が凝縮されたニュー・アルバムは、いま、何度目かの黄金期を迎えているエモのピークを伝える作品といって間違いない。 ――天井潤之介(音楽ライター)