驚異的なテクニックと自由な発想が注目されるジャズ・ギタリスト、
パスクァーレ・グラッソ(Pasquale Grasso)が、ニュー・アルバム『
ビ・バップ!』を6月22日(水)に発表します。アルバム発売に先駆けて、
ディジー・ガレスピーが作曲したジャズ・スタンダードで、アルバム収録曲の「チュニジアの夜」が公開中。この曲の最後ではクラシックの難曲「パガニーニ:24のカプリース」の一部が披露されています。
アリ・ローランド(b)、キース・バッラ(ds)とのトリオ編成で録音されたアルバム『ビ・バップ!』は、
チャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピー、
セロニアス・モンクに捧げるトリビュート・アルバムとなっており、ディジー・ガレスピーの「アイム・イン・ア・メス」のカヴァーにはヴォーカリストの
サマラ・ジョイが参加しています。
[コメント]イタリアで育った兄ルイジと僕にとって、バードとディジーはヒーローでした。僕は彼らのように演奏したくてたまらなかった、なぜなら彼らはスーパー・パワーを持っていたから!他の子たちはスーパーマンやバットマンが好きだったけど、僕らはビ・バップのアーティストたちに夢中でした。バードが演奏すればどんな音も素晴らしくなり、ディジーはマジシャンでした。僕の落ち込んだ時のベストな対処法は音楽を演奏することです。そうすればたちまち居心地のいい幸せな気分になれるからです。――パスクァーレ・グラッソPhoto by Stefania Curto