11月30日（金）に日本公開されるディズニー映画の最新作「くるみ割り人形と秘密の王国」のオリジナル・サウンドトラックの国内盤『くるみ割り人形と秘密の王国 オリジナル・サウンドトラック』（UWCD-1005 2,500円 + 税）が11月21日（水）に発売されます。

　作曲とプロデュースを手がけたのは、ジェームズ・ニュートン・ハワード（James Newton Howard）。チャイコフスキーによるバレエの名作『くるみ割り人形』を軸に、現代的なひねりを加えながら創作しました。演奏では、いずれも世界的に活躍する指揮者グスターボ・ドゥダメル（Gustavo Dudamel）率いるロンドンのフィルハーモニア管弦楽団と、ピアニストのラン・ラン（Lang Lang）がフィーチャーされています。

　ハワードは「チャイコフスキーは最高の作曲家の一人だ。『くるみ割り人形』のバレエ曲は映画のサントラの重要な構成要素の一部となっている。映画音楽作曲家としてのルーツは19世紀のロマン派の音楽にあると言える」とコメント。楽曲については「曲は大オーケストラ編成で、とても伝統的。木管楽器と弦楽器が非常に多く、ティンクル・ベルとチェレスタと少年合唱を含む合唱曲で成り立っている」と説明しています。

　指揮のドゥダメルは、「チャイコフスキーの偉大なスコアはいつも私を旅に連れ出す。そこにディズニー映画の魔法を少し付け足すと、結果はとんでもなく素晴らしいものになる。一瞬で家族が楽しめる名作の完成だ」とコメント。なお、本サントラと並行して、ドゥダメルの指揮によるチャイコフスキー『くるみ割り人形』のオリジナルの全曲盤アルバムが、ユニバーサル ミュージックのドイツ・グラモフォン・レーベルより11月30日（金）にリリースされます。

　ピアニストのラン・ランは「彼（チャイコフスキー）のピアノ協奏曲第1番が私のキャリアを生み出した。彼の音楽はエキサイティングなだけではなく、とても美しくて深い。心にまっすぐ届くんだ。これがチャイコフスキーの音楽の力だ。でもジェームズはそれを自分のものにした。これはすべて彼の作品のマジックだ。精神的なもので、キラキラしている。観客はまったく新しい音の体験をすることになるだろう」と語っています。

　映画のエンド・クレジットには、世界最高峰のテノール歌手アンドレア・ボチェッリ（Andrea Bocelli）と息子マッテオによるデュエットの新曲「フォール・オン・ミー」が用いられています。