2019年1月に
佐藤竹善、
鳥山雄司が参加した5年ぶりのオリジナル・アルバム『
Special Gift』をリリースしたシンガー・ソングライターの
露崎春女が、現在開催中の〈弾き語りツアー2019 -Special Gift-〉東京公演を7月12日に東京・渋谷 JZ Brat Sound of Tokyoにて開催。
『
Special Gift』から選曲され、サポートを入れたセッションでスタートしたライヴは、ピアノ弾き語りはもちろん、アルバム制作にあたり参考にしたという名作品を生んだ音楽プロデューサーの楽曲を実際に披露する場面も。また後半では2018年のツアーで好評だったリクエスト・コーナーも用意され、事前に募ったリスナーからのエピソードとその思い出の楽曲を演奏。ファンとの距離感が縮まり、よりいっそう深みを増した露崎の歌声を堪能できる一夜となりました。
なお本ツアーは今後、7月18日(木)に広島・中町 Live Juke、7月19日(金)に京都・SOLE Cafeで行なわれます。
[オフィシャル・レポート]
シンガー・ソングライターの露崎春女が、7月12日(金)に東京・渋谷JZ Bratで〈弾き語りツアー2019 -Special Gift-〉の東京公演を開催した。
2019年1月に約5年ぶりのオリジナル・アルバム『Special Gift』をリリース。3月には〈『Special Gift』スペシャルライブ〉と題して横浜・大阪でワンマン・ライヴを開催した。6月からスタートした札幌から熊本まで全国7都市をめぐるこの弾き語りツアーは開催が約5年ぶり、“シンガー・ソングライター露崎春女”を間近で感じることのできるステージとなっている。
渋谷JZ Bratは発売と同時にチケットはソールドアウト、集まったファンの期待高まる中SEとともに露崎春女が登場。ライヴ冒頭に「弾き語りライヴとうたっておきながら、サポートのミュージシャンがいます!」と語り、ピアノの大坪稔明、ギターの知念輝行を紹介し、会場の雰囲気が一気に和んだところでステージの幕があけた。
この日のライヴは最新オリジナル・アルバムの『Special Gift』から選曲されたサポートを入れたセッションでスタート。ピアノ弾き語りでは自身の曲はもちろんのこと、アルバム制作にあたり参考にしたという名作品を生んだ音楽プロデューサーの楽曲を実際に披露するという場面もあった。後半ではリクエスト・コーナーを用意。「リクエストというかたちだからこそ選ばれた楽曲たちを披露できて嬉しい」と語り、事前に募ったリスナーからのエピソードとその思い出の楽曲を演奏。まるでラジオ番組を聴いているかのような軽快なトークと歌に観客と露崎の距離感はよりいっそう近づいていった。
盛りだくさんの内容となった今回のライヴだが、どんなスタイルで、どんなシチュエーションにおいても露崎春女の歌は真ん中にある。楽曲に入る時の緊張感と声を放つ瞬間のドキドキ感、1曲を通して見える歌の風景はテクニックを持ち合わせながら人間味あふれる表現を持った露崎だからこそ生まれる音楽だろう。会場を笑いに誘う饒舌なMCに惹かれるファンも少なくないが、間違いなく言えることは露崎の“歌”と“研ぎ澄まされた表現力”はさらに深みを増してリスナーを魅了し続けていくということだ。今回のツアーは残すところ、7月18日(広島)・7月19日(京都)の2公演となったが、露崎春女からの“スペシャル・ギフト”をぜひ受け取りに来てほしい。文: 大参久人