米ニューヨークを拠点に活動するサックス奏者の
ウォルター・スミス3世(Walter Smith III)が、ハリシュ・ラジシャン(b)と
エリック・ハーランド(dr)と組むトリオでニュー・アルバム『
トリオ』(RPOZ-10039 2,400円 + 税)を2月7日(水)に日本先行リリース。スペシャル・ゲストとして
ジョシュア・レッドマン(ts)と
クリスチャン・マクブライド(b)が参加しています。
ウォルター・スミス3世は1980年、米テキサス州ヒューストン生まれ。
ロバート・グラスパーや
ビヨンセ、
ジェイソン・モランら多数の著名ミュージシャンが輩出した名門校「ハイスクール・フォー・ザ・パフォーミング・アンド・ヴィジュアル・アーツ」を卒業後、バークリー音楽大学に奨学金を得て入学。同校卒業後はセロニアス・モンク・インスティテュートで学び、現在は音楽教育者として大学で教鞭を執っています。2006年に『Casually Introducing』でアルバム・デビューを果たし、これまでに4枚のリーダー・アルバムを発表。2013年には
クリスチャン・スコット(tp)、
ジェラルド・クレイトン(pf)、
ローガン・リチャードソン(as)ら次世代ジャズ・ミュージシャンによるスペシャル・プロジェクト“
ネクスト・コレクティヴ”にも参加しています。
本作は、前作『Still Casual』(2014年)で示した2010年代型ジャズを、ストレート・アヘッドな伝統的サウンドを纏いながら表現し、現代のアーティストが最新の演奏スキルで伝統としっかり繋がっていることを証明した意欲作。この作品についてスミスは「聴くことも演奏することも好きなスタンダード曲を、シンプルにオーヴァープレイにならないように演奏することに努めた」とコメント。アルバムの原題『TWIO』は“TRIO”の発音をジョークと共に表したもので、YouTubeではミュージシャン仲間が次々にアルバム・タイトルをコールする映像が公開されています。また、コアポート・レーベルの
オフィシャル・サイトでは、本作についてスミスが語ったコメントが掲載されています。