MANU & CHAO - 『MANU & CHAO』に寄せて
掲載日:2014年05月09日
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ハナレグミ


[profile]
シンガー・ソングライター永積 崇のソロ・ユニット。ファンクバンド、SUPER BUTTER DOGのヴォーカリストとして活動したのち、 2002年より“ハナレグミ”名義でソロ活動開始。その深く温かい声と抜群の歌唱力で多くのファンから熱い支持を得ている。 最新作は古今東西の名曲をカヴァーしたアルバム『だれそかれそ』。So Many Tearsとの競演を収めたライヴ・アルバム『どこまでいくの実況録音145分』も発売中!

www.laughin.co.jp/hanare

なんじゃこの本は!?
そうか!! こんな風に ユーモラスにカラフルに楽しくメッセージしていいのだ!!

マヌ・チャオの音楽をヘッドホンで聴きながら、この本を開いていたらみるみる絵や文字が動き出したのだ。
頭の中の世界を一緒に旅しているみたいだ!
あーーーまだまだ世界には 僕の知らない楽しい瞬間がいっぱいあるんだね
それを見ない理由なんてどこにもない!

松田“CHABE”岳二 (CUBISMO GRAFICO)


[profile]
ミュージシャン / DJ。ソロ・プロジェクトのCUBISMO GRAFICO、バンド・スタイルのCUBISMO GRAFICO FIVE、リミキサーなど幅広い活動を展開している。原宿にあるギャラリー「kit gallery」の運営も手掛ける。レギュラーDJは、第1火曜日『MIXX BEAUTY』@渋谷ORGAN BAR、第3金曜日『第三の男』@渋谷OTO、最終火曜日『TOP GEAR』@渋谷ORGAN BAR

ja-jp.facebook.com/gakuji

マヌ・チャオという人を知ったのは90年代初頭に出たマノ・ネグラのセカンド・アルバム『PUTA'S FEVER』。とにかくなんだこの音楽はとブッ飛ばされた記憶がある。マノ・ネグラが解散してからはほとんどその名前を目にすることがなかったんだけど、2001年にレコードの買い付けでパリとブリュッセルに行った時、丁度マヌ・チャオの『プロクシマ・エスタシオン・エスペランサ』がリリースされたばかりで、どこもかしこも街中マヌ一色。ヨーロッパでの彼の人気に本当に驚きました。乗ったタクシー3台ともカーステで『〜エスペランサ』がかかっていたほどです。そして数年前のフジロックで観たライヴでの勇姿に震えました。今のこの行き詰まった世界に真のレベルミュージックを鳴らしている彼の歌う姿に感動したのです。彼が今の世界を見て何を考えているのか知りたかったので、この本、本当に楽しみです。

橋本 塁 (SOUND SHOOTER & STINGRAY)


[profile]
カメラマン。76年北海道伊達市生まれ。小6から中3までインドニューデリーで過ごす。24歳の時ジーンズのパタンナーから突如カメラマンに転身。雑誌『ollie magazine』の社員カメラマンを経て05年にフリーランスに。同年1月に写真集『LOVE』を出版。06年から自身の写真展&ライブイベント『SOUND SHOOTER』を毎年3月に定期開催。 さまざまなバンドのオフィシャル・カメラマンを務めるとともにDOTブランド『STINGRAY』のプロデュースも手掛けている。

www.ruihashimoto.com

 
僕の人生で一番最初に大好きになった洋楽。それがマヌ・チャオ率いるマノ・ネグラだった!
当時インドに住んでいた僕はロンドンに家族旅行で訪れた際に、一人でHMVに行って『PUTA'S FEVER』を購入。当時中学一年の僕は彼のそのミクスチャー感覚や鮮烈なアートワークにココロを奪われたものでした。
あまりにも大好き過ぎて自分の脚にTATOOを入れた程!!!
それから約20年後、リキッドの楽屋でマヌ・チャオを撮れた時は本当に震えた!(TATOOを見せて大笑いされた時に全てが救われました)

この本を読んでいるとあの当時のワクワク感が蘇り、もの凄くテンションがアガッタ! 世界を旅したくなるし、何か新しいことを始めたいとまた思いました!
是非若い人に触れて欲しい一冊です!

TGMX (FRONTIER BACKYARD)


[profile]
90年代後半から、SCAFULL KINGのリーダー、ヴォーカル&トランペットで活動。2001年1/12〜14 渋谷AX 3DAYSを最後に休止状態へ。2004年頃から本格的始動したFRONTIER BACKYARDは、現在までにアルバム4枚、ミニ・アルバム1枚などをリリース。FUJI ROCK FESTIVALなど数々のフェス等にも出演。他にもCUBISMO GRAFICO FIVE、THE DEKITSで鍵盤、ギターなどの楽器を担当。LOW IQ 01 & MASTER LOWのサポート・メンバーでもある。

www.niwrecords.com/news/artist/tgmx

 僕が初めてマヌ・チャオの虜になったのはバンド、マノ・ネグラの91年のクラブチッタ川崎公演。完全にやられました。ライヴはポリティカルで、ラジカルで、ポップで、ユーモアも盛り込んで、音楽的にもパンク、ロック、ヒップホップ、ロカビリー、スカ、ラテンなんでもありなバンド、ライヴでした。
それから数年を経て、マヌ・チャオとしての活動をFUJI ROCK FESTIVAL 2002で体感しました。僕のやってるバンドでもマノ・ネグラの前身バンド「HOT PANTS」の名曲をカヴァーさせてもらってたりと、ずっと憧れて、追い続けているのです。

 ジャケットやサイトやマヌに関するもので良く見かけるカラフルな世界は、ヤツェク・ヴォジニアクの仕業。それも僕らがどれだけ好きで魅了されてきたことか。彼のアートでマヌの音楽のイメージの一環性が保たれているのです。マヌの音楽と独創的なヴォジニアクのヴィヴィッドなイラストとのマッチ感が半端なくたまらないのです。
そんな素敵な、いわばコラボ本『MANU & CHAO』の日本版だなんて!
歌詞の世界や、アティテュード、彼の人となりまでひしひしと伝わってきて、ますますマヌ・チャオを好きになりそう。

 世界のどこの?どんな?って興味が湧くようなオリジナリティ溢れるヴォジニアクのイラスト、色使いが僕らを不思議な世界旅行にも連れて行ってくれる、そんな感じです。

 世界を旅したくもなるし、マヌのライヴも観たくなるし、とにかく何か元気や活力の湧いてくるヴォジニアクのアートワークを楽しめる素晴らしい本です。
上手くこの本『MANU&CHAO』を紹介できませんが、是非、読んで、見て、感じてほしい、感覚の本とでも言うべくナイスイシューです。

 この本の日本版に携わられた方に感謝します!

 そして、この場を借りてMANU CHAOの日本でのライヴも待っていますと。

石田昌隆 (写真家)


[profile]
フォトグラファー。1958年千葉県生まれ。著書は、『黒いグルーヴ』(青弓社)、『オルタナティヴ・ミュージック』(ミュージック・マガジン)、『ソウ ル・フラワー・ユニオン 解き放つ唄の轍』(河出書房新社)。レゲエ、ヒップホップ、R&B、ロック、アフリカ音楽、中南米音楽、アラブ音楽などのミュージシャンの写真を 撮り、それら音楽が生まれている国、50か国以上を訪ねた。撮影したCDジャケットは、ジャネット・ケイ、ガーネット・シルク、タラフ・ドゥ・ハイドゥー クス、ヌスラット・ファテ・アリ・ハーン、フェイ・ウォン、矢沢永吉ほか多数。

 マヌ・チャオは、マノ・ネグラ時代の90年1月にフランスのオルレアンで初めて撮影して以来、11年のフジロックでの来日公演まで、何度も撮影した。今後もチャンスがあれば撮りたい。なぜなら、ジョー・ストラマーがやり残したことを継承し、発展させている真のパンク・ロッカーは、マヌ・チャオ をおいて他にいないからだ。本書の著者ヴォジニアクは、ポーランドに生まれ、80年に自主管理労組「連帯」ができると積極的に支援し、そのため81年12 月に戒厳令が公布されたとき逮捕されてフランスに亡命。マヌ・チャオとは出会うべくして出会った。この素敵な本から、マヌ・チャオがなぜ、サパティスタ民族解放軍や、西サハラ問題に傾倒していったかを感じ取りたい。

マッシュ (Kidori Kidori)


[profile]
2008年、マッシュ(vo, g)、ンヌゥ (b)、川元直樹(ds)の3人で大阪・堺にて結成。UKロック、パンク、ハードコア、ジャズ、ファンク、プログレ、ワールドミュージックなど様々な音楽の要素を取り入れたサウンドで注目を集める。2014年3月、ンヌゥが脱退。現在は東京に拠点を移し活動を展開中。3月より4カ月連続の自主企画ライヴ「引っ越し記念☆大阪けじめのワンマン」「引っ越し記念☆東京よろしくね企画」を大阪と東京で開催中。

kidorikidori.jp

19のときに音楽の師匠ができて、その人にマヌ・チャオを教えてもらった。
ジョー・ストラマー、ボブ・マーリーを継ぐ男だと言われて買った彼のアルバムは、とんでもなかった。
反骨精神と土着の音楽が融合した、真のミクスチャーだった。
訳しながら読んだ歌詞がとても響いた。
そして、こんなロックな奴がまだ生きてるのかと、正直驚いた。
その感動を忘れないように僕は自分のバンドの登場SEに彼のやっていたバンドの曲を使わせてもらっている。
平成生まれの僕はこの中で若い方だと思う。
だから若者に言いたい。
マヌの情報は日本語ページだとあまりネットにない。
しかし、そこにはとんでもない刺激がある。
だから、この本も音源も買うしかないわけだ。急げ。

中川 敬 (ソウル・フラワー・ユニオン)


[profile]
ソウル・フラワー・ユニオンのヴォーカル / ギター / 三線。チンドン・ユニット“ソウル・フラワー・モノノケ・サミット”や、アコースティック・ユニット“ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン”など、多岐にわたるバンド / ユニットで活動を展開。最新ソロアルバムは『銀河のほとり、路上の花』(2012年)。6月14日からソウル・フラワー・ユニオンの全国ツアー〈ソウル・フラワー・ユニオン バクテリア・ロック・ツアー〉がスタート。

www.breast.co.jp/soulflower

世界規模でみると、決して君は孤立していない。

ヨーロッパにはマヌ・チャオがいる。

人生は祭りだ。ともに生きよう!

カモン・ホモサピエンス!

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