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あの、短篇アニメーション映画『しらぬひ』アフレコ&インタビュー動画公開 本ポスター・ヴィジュアルも完成

2026/06/09 12:17掲載
あの、短篇アニメーション映画『しらぬひ』アフレコ&インタビュー動画公開 本ポスター・ヴィジュアルも完成
 『君の名は。』『すずめの戸締まり』など、社会現象化する大ヒット作を生み出し、国内外から熱い注目を浴びているアニメーションスタジオ、コミックス・ウェーブ・フィルム。この度、最新作となる短篇アニメーション映画『しらぬひ』を、ギャガ配給にて8月21日(金)より東京・新宿バルト9ほかにて全国順次ロードショー。

 監督は、商業アニメーション映画初挑戦となる新鋭、片野坂亮。スーパーの鮮魚コーナーで働く傍ら、フリーの映像作家として実写映画やアニメーション作品の自主制作を続けてきた手腕がコミックス・ウェーブ・フィルムに認められ、異例の大抜擢となった新たな才能です。同スタジオが培ってきた繊細な映像表現と、片野坂監督の鋭利な感性が交差し、美しさの奥に残酷さが潜む物語が誕生しました。

 物語の舞台は1996年、夏の終わり。熊本の海辺の町で暮らす10才の少年・湊(みなと)は、酒に溺れる父とふたりきりで、息をひそめるように生きていました。湊の唯一の心の拠り所は、弁天島に現れる少女の神さま“べんちゃん”。彼女と過ごすひとときだけが、湊にとって自分を取り戻せる時間でした。しかし一時保護されることが決まり、べんちゃんとの別れの時が迫ります。湊は、ひとつだけ願いを叶えてくれるという、海に浮かぶ不思議な光〈しらぬひ〉に祈りを捧げますが、父への憎しみが募るにつれ、その“祈り”は取り返しのつかない“呪い”へと姿を変えていくことに。喪失と赦しの果てに、湊が辿り着く「ほんとうの願い」とは――。愛を求めるがゆえにすれ違い、憎しみに呑まれていく少年。その奥底で消え入りそうな心をそっと抱きしめる、愛の物語。

 本作の主人公となる10才の少年・湊の声を担うのは、あの。音楽活動に加え、タレント、女優、声優、モデルと、多岐にわたる才能を魅せ続けるあのが、また新たな表現力で本作に命を吹き込んでおり、「少年の声を吹き込むのは初めてで挑戦的でしたが、子供でありながら子供らしくいることのできない環境に身を置く10才の揺れ動く感情を精一杯演じさせていただきました」とコメントを寄せています。先日、予告編が解禁された際には、主人公・湊の声について、予想を超越したあのの演技力と声質に称賛と驚嘆の声が多く飛び交いました。

 湊の唯一の友である少女の神様・べんちゃんは、花澤香菜が務めます。世の中から忘れ去られ、その姿は次第に消えていく運命にあるという儚さを帯びつつも、湊に優しく寄り添う存在という役どころです。また湊の父親・マサルは、三木眞一郎が担当。酒に溺れ、家を出ていった妻への思いをこじらせたまま、湊と向き合うことができず、少年の心に深い影を落としていきます。

 商業アニメーション映画初挑戦となる片野坂監督は、本作について「本作の登場人物は、心のどこかで愛を求めながら、すれ違い続け、やがて自分でも止められない衝動へとたどり着いていきます。願いは祈りであると同時に、誰かを縛り続ける呪いでもある。彼らの生きる様をありのまま描きました。この映画が、孤独な夜を過ごす人たちの心に、そっと寄り添えたらと思います」と語っています。

 今回完成したポスター・ヴィジュアルでは、舞台となる弁天島から見える不思議な光〈しらぬひ〉を映しながら、主人公の少年・湊と、海辺の祠に宿る少女の神さま・べんちゃんをクローズアップしています。危うげな瞳から涙を揺れこぼす湊と、そんな彼を優しさ溢れる表情で抱きしめるべんちゃん。しかし、べんちゃんの体は、少しずつ消えかけています。ひとつだけ願いを叶えてくれるという海に浮かぶ不思議な光〈しらぬひ〉に、湊はどのような祈りを捧げるのかを、絶望、孤独、優しさ、愛情という複雑な感情が入り混じる一枚のヴィジュアルで表現しています。

 また、傍にあるキャッチコピーには「その光に、僕は父の死を願った」と、少年が感じた父への憎しみが綴られており、少年の願いが、次第に取り返しのつかない呪いへと変容していく様を物語っています。美しくも妖しく輝く神秘の光に、湊が祈った“本当の想い”とは? 鮮やかな色彩、繊細な光の表現は、コミックス・ウェーブ・フィルムならではの美しさを堪能できるデザインとなっています。

 併せて、主人公・湊役を演じたあのの、アフレコシーンが到着。台本を手にモニターを見つめ、役に入り込んでいる表情は真剣そのもの。初めての挑戦となる少年役ですが、声色を変えてマイクにセリフを伝え、湊の切実さをかたどっていく姿は必見です。「しらぬひは一度だけ願いを叶えてくれる神様の光だって言ってた。本当かな?」と寂しさと希望の狭間で揺れる呟きの後、消えかけてしまっているべんちゃんのために「じゃあ、俺が願ってやるよ、べんちゃんが消えないように」というセリフを放ち、自身が置かれた厳しい環境を悲憤する少年の感情を鮮やかに表現しています。

 アフレコ直後に感想を伺うと、「(男の子役を)できるかなという不安もありながらだったので、声の出し方とかは事前に何種類も試したりしました」とオファーが来た際の心境と、10歳の男の子を演じるために準備したエピソードを明かしてくれました。




©2026 片野坂亮/しらぬひ製作委員会

『しらぬひ』
2026年8月21日(金)東京 新宿バルト9ほか全国順次ロードショー
gaga.ne.jp/shiranuhi
配給: ギャガ
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