へヴィなサウンドとポップなメロディが共存するSPYAIRの1stアルバムが完成!

SPYAIR   2011/09/22掲載
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 名古屋で結成され、昨年メジャー・デビューを果たした5人組、SPYAIR。“和製KORN”を目指してバンドを始めた彼らのヘヴィかつエモーショナルなアンサンブルと、ストリート・ライヴで鍛えあげられたパフォーマンス。それだけでなく多くの人の耳に止まり、心をかっさらってきたのはポップなメロディとヴォーカル・IKEの存在感だ。そんなSPYAIRの、いくつもの武器と可能性が詰まったファースト・アルバム『Rockin’the World』が完成した。シングル曲を鮮やかに盛り込みながら、タフでロックな1枚に仕上がっている。


――アルバム・タイトルにもなっている1曲目「Rockin’the World」からバンドの志をしっかり音と言葉にする、エネルギッシュな作品ですね。
KENTA 「この曲を1曲目にするっていうのは最初から決まってたんですよね」
MOMIKEN 「歌詞でも“始まったよ、ここから音楽を鳴らしていくよ”っていうことさえ伝わればいいと」
――今回、すべての歌詞をMOMIKENさんが手がけていますが、このバンドでメッセージを発することに対してどんな意識を持っていますか?
MOMIKEN 「いろんなメッセージが発信できることが楽しいですね。特に僕はキャラ的にライヴなどではあんまり話さないので(笑)、歌詞で伝えていきたいなと。もちろんIKEが歌うということも意識していて、彼のヴォーカリストとしての表現の幅を見てみたいなって思っているんです。だから“これもできるかな?あれもできるかな?”って、自分が聴いてみたい一心で曲作りをしているところはあります」
IKE 「だから作曲をしてくれているUZも歌詞を書いてくれるMOMIKENも俺にとってはプロデューサーなんですよ。このふたりが作る曲を歌うことで俺自身が表現の幅を広げてもらってる感覚があります。このアルバムでも見たことのない自分が見れましたし、それが毎回、面白いんです。特に<サムライハート(Some Like It Hot!!)>の早口で歌う部分なんかは初チャレンジだったので最初は“こんなの歌えるか!”って感じだったんですけど(笑)。でもちゃんと歌いこなせたら素晴らしい作品になるんですよね」






――どんなにサウンドがハードでもメロディがポップであることが、このバンドの武器ですね。
UZ 「そこは今、一番に考えていますね。リフどうこうより、心にグッとくるメロディをSPYAIRでやりたい。たぶん“和製KORN”を意識してた時期には考えられないですけどね、あの頃はリフ命でしたから(笑)。でもその当時から変わってないのは、自分がカッコイイと思う音を鳴らしたいっていうこと。そういう意味で妥協はずっとしてないです」
IKE 「いつも曲作りの段階で、2人が寝てなくてひどい顔してる時とかあるんですよ。だから中途半端な歌は乗せられないなって思うから一生懸命やります」
――そこはもう、メンバー間の絆ですか?
KENTA 「ちょっと照れ臭いですね(笑)」
UZ 「SPYAIRは絆で繋がってますよ!」
KENTA 「嘘臭えな!」
――(笑)。でもラストの「My Friend」なんてまさに、仲間との関係性を唄ったものですよね。
MOMIKEN 「そうですね、メンバーに対しても唄ってますし、ステージに立った時にお客さんに対する感謝の気持ちを曲で表せないかなと思って書いた曲でもあります」
――デビューから約1年。待望の1stアルバムが出来上がりましたが、手応えはどうですか?
IKE 「SPYAIRを取り囲んでくれている環境、歩んできた道、未来、すべてが詰まってると思っています」
UZ 「もともと僕は他のアーティストでも、曲単位じゃなくてアルバムを通して聴くのが好きなんですよ。だからSPYAIRでいざ、アルバムを出せることになったら、最初から最後まで繰り返して聴ける作品を作りたいなという思いがずっと前からあったんです。今回はまさにそういう作品を作ることができたんじゃないかなと、満足しています」
――今後の目標は何かありますか?
KENTA 「近い目標としては10月30日の日比谷野外大音楽堂でのライヴを満員にしたいっていうのが僕らの中にあります」
UZ 「もともと野外ライヴから始まったバンドなので野外では誰にも負けたくないですね。そしてゆくゆくは、過去に20万人を動員したライヴがあったということなので、その記録を塗り替えたいなと思います。今のトップチャートを賑わすアーティストで思いっきりロック・バンドって少なくなってきてると思うから、だから俺らみたいな新人のバンドがちゃんとチャートを賑わせてより多くの人が聴けるような環境をこれからもっと作っていけたらいいですね」
――ちなみにENZEL☆さんの役割っていうのは……?
KENTA 「ライヴ中での盛り上げ役ですね。初めて来たお客さんでも彼を見ればどう乗ればいいのかすぐにわかりますよ」
――あ、音楽性だけじゃなくて。
KENTA 「いや、音楽的には何も関わってないんですよ」
ENZEL☆ 「DJっていうより、パフォーマーです」
――そうなんだ。ではレコーディング中は何をされているんですか?
ENZEL☆ 「僕は基本的に、代々木公園でファンの方たちと遊んだりしています」
KENTA 「みんながレコーディングしてる中、ENZEL☆は一人だけどんどん日焼けして黒くなっていくんですよ(笑)」
――あはははは。面白いですね。
ENZEL☆ 「ライヴの演奏時間が長くなっても、みんなが息切れせず盛り上がれるように体力作ってるんです」
KENTA 「そういうことだったんだ(笑)!」
取材・文/上野三樹(20111年8月)
【アルバム情報】
発売中
『Rockin' the World』

【初回生産限定盤A:CD+DVD】
AICL-2287〜8 \3,500(tax in)
●Music Video 5曲+2010.6.27名古屋・栄広場での伝説のLive&Documentを収録
●2011.10.30(日)日比谷野音ライブ バックステージ招待応募抽選ハガキ封入

【初回生産限定盤B:CD+BONUS CD】
AICL-2289〜90 \3,500(tax in)
●BONUS DISC:全9曲収録カップリングBEST!!(現在入手不可能なインディーズ時代の名曲「OVER」も収録!!)
●2011.10.30(日)日比谷野音ライブ バックステージ招待応募抽選ハガキ封入

【通常盤:CD】
AICL-2291 \2,800(tax in)
●2011.10.30(日)日比谷野音ライブ バックステージ招待応募抽選ハガキ封入
 
[収録曲]
1.Rockin' the World
2.ジャパニケーション
3.サムライハート(Some Like It Hot!!) / テレビ東京系アニメーション「銀魂」エンディングテーマ
4.BEAUTIFUL DAYS / 日本テレビ系土曜ドラマ「ドン★キホーテ」主題歌
5.STRONG
6.LIAR / TBS系ドラマ「ハンマーセッション!」主題歌
7.Stay together
8.Beautiful
9.I miss you
10.Last Moment / TV東京系アニメーション「BLEACH」エンディングテーマ
11.SINGING(album mix)
12.My Friend
 
【ライヴ情報】
10.30 日比谷野外大音楽堂ワンマン開催決定!!
<SPYAIR LIVE at 野音「Just Like This 2011>

[Regular Program]
■ZIP-FM「AIR's ROCK」毎週木曜23:30
■MUSIC ON! TV「5リオシ!」毎月第4土曜22:00
■ニコニコ生放送「DJ ENZEL☆のニコジョッキー」隔週水曜20:00〜20:55
■「UZとKENTAのどらいい感じ」OFFICIAL HPにて毎週金曜更新 
 
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