“楽しそう”って無敵だと思う――水曜日のカンパネラ『私を鬼ヶ島に連れてって』までの道程

水曜日のカンパネラ   2014/12/29掲載
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コンポーザー・Kenmochi Hidefumiによる多彩な音楽性をドラマチックに昇華した美麗トラックに乗せて、80〜90sのノスタルジアを満載した下世話駄洒落リリックを全く世代の異なる女子シンガー・コムアイにラップさせるという音楽性、ボーダーレスな活動フィールドや音楽だけに留まらないパフォーマンスで注目度を高めてきた水曜日のカンパネラ。彼らが7月にヴィレッジヴァンガード店舗限定でリリースしたカヴァー集『安眠豆腐』、9月にリリースのタワーレコード限定100円CD「水曜日のカンパネラdemo5」を挟み、『シネマジャック』以来となる最新ミニ・アルバム『私を鬼ヶ島に連れてって』を11月にリリース。一見野放途に思われかねない活動の中で得た感触を音楽にもフィードバックさせた、これまでの集大成とも言うべき作品に仕上がっています。同作について、Kenmochi氏、コムアイ氏両名にお話を伺いました。『シネマジャック』リリース時のコムアイ氏ソロ・インタビューと併せてお楽しみください。
――そもそも、インストゥルメンタル作品で知られていたケンモチさんが、水曜日のカンパネラのようなスタイルに取り組み始めたのはどういった理由から?
ケンモチ 「やっぱり、インストゥルメンタルは歌ものと違って客層が狭いじゃないですか。インストが好きな人は音楽好きの人が多いんだろうと思うんですけど、特に音楽が好きではない人に対しては全く広がらないというか。例えば、音楽に全く興味が無い友達に僕のインストを聴かせてみると、“あ〜、ケンモチくん音楽やってるんだ”って聴いてはくれるんですけど、途中で“イントロ長いね”みたいな(笑)」
――(笑)。
ケンモチ 「そういうことが何度もあって。だから、音楽に興味が無い人に対して自分が音楽をやっているとは言わないし、聴いてくださいとも言わないようにしていたんですよ。所謂普通の人はやっぱり、“歌が入っていて当たり前”なんですよね。逆に言えば、ちょっと歌が入っているだけでも一般の人との接点をちゃんと持てる。それはこれまでに無かった強みだな、と思ったんです」
――チャートものなんかは、インストってまず無いですからね。
ケンモチ 「そうなんですよ(笑)!ただ、CORNELIUSみたいな感じだったらまた違うと思うんです。フリッパーズ・ギターですごく活躍されていた上でインストをやるというのは、意味が違ってくるんですよね。“あの小山田さんが今こんなことやってるんだ” という注目のされ方で、インストでもチャートに入る可能性が出てくる。坂本龍一さんはピアノだけの曲でもちゃんとチャートに入りますけど、それはやっぱり坂本龍一さんだからなんですよね。あれが“無名な人の綺麗なピアノ曲”という話だったら、広がらないじゃないですか」
―― “とりあえずは有名に”というスタンスはコムアイさんと共通しているんですね。
ケンモチ 「はい」
――元々有名か、ゴーストライターみたいなトピックがあるか。
ケンモチ 「そうです。だから、水曜日のカンパネラは髪が伸びてサングラスかけてる感じなんですよ。イヤラシイものを纏っている(笑)」
――そんな(笑)。でも、歌ものの威力にはそういう部分も含まれているのかもしれないですね。
ケンモチ 「そうですね。わかり易さってすごく大事だと思うんですよ。例えば、ゲスの極み乙女。って聴いてみたくなるじゃないですか。メンバー4人ともすごいキャラが立っていて、ヴィジュアル的にもかわいいし、バンドの名前も面白い。同じ川谷絵音さんが曲を作っているindigo la Endとは、やっぱりちょっと違うんですよね」
――大きめのフックがたくさんある。
ケンモチ 「そう、そこが重要なんですよね。音楽に興味が無い人はやっぱりそういうところを見るんですよ。それから初めて音楽に対しての入口が開くっていう。僕がただ“ケンモチヒデフミ”っていう感じでやっていたら、絶対聴かれないじゃないですか。“水曜日のカンパネラ”っていう名前で、コムアイっていう女の子がいて、というのは入口という時点で全然違うんですよ」
――入口から入ってきた人が、次の部屋に行くかどうかというところまで想定されているのでしょうか。
ケンモチ 「そこから蟻地獄方式ですね。蟻地獄って、入口が広く作られていて、最後は一点になっているじゃないですか。後は口を開けて待っているだけです(笑)」
――(笑)。ただ、難しいところもあると思うんです。例えばEXILEの曲って、様々な音楽の要素が各々かなりしっかりとした形で盛り込まれていますよね。それでも、EXILEのことを好きな方がヒップホップやR&B、ベース・ミュージックを聴くようになるかというと、そうでもない気がするんですよ。
ケンモチ 「そうか……EXILEのことを好きな人は、EXILEから入ってEXILEに辿り着くっていう……。そうですね……。それでもやっぱり、 “音楽って実は色々あって、すごく楽しいものなんだよ”っていうことを知る入口になってほしいんですよね。水曜日のカンパネラは。民族音楽をひっそり使ったり、ミニマル・テクノやテック・ハウスの要素を入れているのはそういうことだから。最初はラップに耳が行くと思うんですけど、後ろで鳴っている音がちょっと気になるなあ、不思議だなあ、って疑問に思ってルーツを探ってみたりしてくれたら嬉しいですけどね。1人でも2人でも良いんで。僕自身がそうだったから」
20140903 水曜日の視聴覚室 vol.2 @WWW 渋谷, 東京 / photo 雨宮透貴
――ケンモチさんの入口体験はどんなものだったんですか?
ケンモチ 「僕は昔、LUNA SEAが好きだったんですよ。ヴィジュアル系ロックが好きで。LUNA SEAが1度活動を休止した時にギターのSUGIZOさんとINORANさんがソロでの活動を始めたんですけど、INORANさんはDJ KRUSHさんとヒップホップをやっていて、SUGIZOさんはドラムンベースをやっていたんですよね。それをきっかけに、それまでヴィジュアル系ロックばかり聴いていた僕が “後ろで鳴っている音がかっこいいぞ” って思えるようになって。SUGIZOさんのはドラムの手数がやたら多いし、INORANさんのはなんだかモクモクしてるし、かっこいいな、って。そこからクラブ・ミュージックをすごく聴くようになったんです」
――なるほど。それがあっての現在の方法論なんですね。
ケンモチ 「そうですね。それもやっぱり、最初にLUNA SEAという大きいアイコンがあったからこそだと思いますし」
――しかしケンモチさんがヴィジュアルロックというのは意外です。意外というか、所謂ケンモチさんのような音楽を作られている方って、こういう場でそういうことを明らかにしないイメージ(笑)。隠してそう。
ケンモチ 「そりゃそういう時期もありましたよ(笑)。誰だって、“ポップスかっこ悪いな”とか、“ヴィジュアル系ロック聴いてたって言うの恥ずかしいな”とか、思う時期があるじゃないですか(笑)。でも、インストで “お洒落カフェ” みたいな感じの音楽を作っている中で、ふと昔聴いていたヴィジュアル系ロックの方が全然熱かったんじゃないか?って思った瞬間があって。滾るような思いが、カフェ・ミュージックには込められていないんじゃないか、って」
――(笑)!
ケンモチ 「やっぱりX JAPANてスゲー良かったんだな!と思って。だからといって音楽がメタルになるわけではないんですけど(笑)、自分が作れる範囲の音楽でも、そういう思いを抱かせるような表現にはしたいな、っていう。だから、僕が“凛として時雨がすごく好きです”って言うとよく意外に思われるんですけど、たぶん泣きのセンスとか、なんだかよくわからないけどグッとくる感じっていうのは、けっこう近いと思っているんですよね」
――エピックな感じはヴィジュアルロック由来のものだったんですね……。
ケンモチ 「そうですね。ポップスに基づいて作っているというか」
――ライヴの転換の時に流れている音楽は、ケンモチさんのセレクトですか?accessとか……。
ケンモチ 「そうです。全く脈絡の無い選曲ですけど……(笑)。フィッシュマンズいかれたBaby〉からの〈MOONSHINE DANCE〉とか(笑)」
――(笑)。90s全開ですけど、実際に青春時代、好んで聴かれていたものなんですか?
ケンモチ 「はい(笑)。僕が初めて自分でお金を出して買った米米CLUBの〈浪漫飛行〉なんて、やっぱり今聴いても胸キュンしますね」
――その頃の感覚が、今直接的に繋がってきているというのは面白いですね。
ケンモチ 「そうですね、好きなポイントにはなっていると思います」
――水カンはてっきり90s前半のUKトランスなんかが根っこにあるのかと思っていました。DRUM CLUBとか……。
ケンモチ 「あとはまあ、スキャットマン・ジョンですね。かなりヒントになっています」
――あー。
ケンモチ 「小学生の頃、よく給食の時間に流れてたんですよ」
――いそうですね、スキャットマンかけちゃう放送委員。
ケンモチ 「あのイントロが始まると、わけわからないし、面白いからみんなキャー!ってなるじゃないですか。“おもしろソング”ってことで。でもトラック入ってきて、曲が終わる頃には、軽く“かっこよかったんじゃないか?この曲” っていう気分になるんですよ(笑)。イントロであんなにバカにしてたのに、かっこよく聴こえてきたぞ、って子供ながらに思ったんですよね。その謎の感動を、コムアイのラップだったら出せるな、と思って。あとはニコニコ動画の吉 幾三マッシュアップですね。あれもコムアイに絶対使えると思いました。元ネタ言っちゃってますね(笑)。そのへんもまあ、90sと言えばそうなんですけど」
――リリックのネタもそうですけど、90sって基本的に、今30代の人たちに刺さるものじゃないですか。それ以外の年齢層、主に若年層へのアピールという点で危惧している部分は無いのでしょうか。
ケンモチ 「今の若い子たちって、あまり“ルーツ”が無いと思うんですよ。例えば80sっぽいリヴァーブ効いたドラムとか、シンセの音って、僕らはそういうすげーダサい音があったけど、今聴くとかっこいいよね、っていう認識で聴くわけじゃないですか。若い子は単に“そういう音”っていう。何かのリヴァイヴァルとして聴いていない気がするんですよね。だから特に何かを危惧するようなことは無いです」
――並列の時代ですね。
ケンモチ 「そういうことだと思います」
コムアイ 「おはようございまーす!すいません、遅くなって……。並列の時代?」
ケンモチ 「今ね、コムアイがスキャットマン・ジョンだっていう話をしてたの」
コムアイ 「むっ(笑)!でもあの人すごくないですか?ラッパーとかとは違う種類の才能を持ってる気がする」
ケンモチ 「あの人ドラマーなんだよ。ジャズ・ドラマー」
コムアイ 「スキャットはそのついでに始めたの?遊びで始めたんですかねえ……」
ケンモチ 「どうなんだろう。スキャットマンもう亡くなっちゃったから、わからないね」
コムアイ 「えっ!亡くなっちゃったの?最近??」
――けっこう前ですよ。亡くなってからもう10年以上経つんじゃないかなあ……。
コムアイ 「そっかあ……。売れてた時点でもうおじいさんみたいだったもんね。ヒゲもじゃの」
――そうですよね……。ケンモチさんはやっぱりランバダKAOMA)とかも聴かれました?
ケンモチ 「ランバダ良いですよね。あと〈Samba De Janeiro〉(BELLINI)とか」
――水カンはそういう、ラテン・アメリカ風ポップスの要素も大きいですよね。
ケンモチ 「そうですね。でもラテンが好きっていうのは、全部MONDO GROSSOから入ってるんですよ」
コムアイ 「ふう〜ん」
ケンモチ 「大沢伸一さん今少しエレクトロニックな方向に行ってますけど、MONDO GROSSOの『MG4』っていう、2ステップとラテン音楽、サンバとかが混ざった感じのアルバムがあって、転機と言って良いくらいよく聴きましたね。陽気に聴こえるけど根元はしんみり、っていうラテンのノリがあるじゃないですか。ああいうのがルーツになっていますね」
――ラテン・フレイヴァはRicardo VillalobosとかLucianoみたいな気分なのかと思っていました。
ケンモチ 「あそこまでミニマルになってくると、僕よくわからなくなってきちゃうんですよ。“バーバーヤガ”(Ricardo Villalobos〈Enfants〉)は好きでしたけど、他の曲は聴いていても“長いな”とか……」
――たしかに長いですけどね(笑)。
ケンモチ 「“変化しないな”とかね(笑)」
――ミニマルな部分を作るにしても、あくまでポップ・ミュージックのフォーマットに放り込める範囲で、ということなんですね。
ケンモチ 「そうですね。MONDO GROSSOの影響でクラブジャズを聴くようになったんですけど、JAZZANOVA主宰〈Sonar Kollektiv〉にÂMEっていう2人組がいて、なぜかクラブジャズのレーベルの中でテック・ミニマルをやっていたんですよ。彼らが出した〈Rej〉って曲を聴いてから、ミニマルも色々聴くようになって。でもインストを作っていた時の僕は“ガットギターの人”っていうイメージが強くて、なかなかそういうものには手が出せなかったんですよね。それを水曜日のカンパネラを始めるにあたって入れてみた感じです。〈マリーアントワネット〉はBasic Channelっぽいダブテクノ風で作ってみたんですけど、あれがたまたまPVになったから、水カンのイメージとして打ち出されるようになって。じゃあこの感じで何曲か作ってみよう、ということで出来上がったのが〈ミツコ〉とか〈ランボー〉みたいなテック調の曲だったんです」
――水カンにはベーチャンも込められていたんですね……。
ケンモチ 「一応、一通りは聴いてきました(笑)。でも一番好きなのは民族音楽ですね」
――じゃあ今回のアルバムは本領発揮といったところなのでしょうか。民族音楽の要素が増しているように感じました。
ケンモチ 「そうですね、ブルガリアン・ヴォイスっぽいものを入れてみたり」
――その中にソウル / ファンクに寄せたサンプリングを入れてみたり。
ケンモチ 「はい、ごちゃ混ぜです」
――それはやっぱり、色んな人に色んな音楽を、というスタンスから?
ケンモチ 「そうですね。あと、同じような曲を持っていくと怒られるんで(笑)。“エレクトロでラップみたいなのは十分じゃないですか?”って言われて。えっ!もう路線変更!? って思いましたけど(笑)」
コムアイ 「始めてから時間はそんなに経ってないけど、枚数はけっこう出てるから」
――たしかに、活動期間にしてはタイトル数多いですよね。
ケンモチ 「1年間で3枚アルバム出してますからね……」
――ラッシュ系のリリース・スタイルにも何か意味があるのでしょうか。
ケンモチ 「単に“飽き性”ですね。僕はずっと家で曲作ってるわけですけど、コムアイなんかは週3、4回ライヴをやっているから、毎日同じ曲聴いてラップしてるわけじゃないですか」
コムアイ 「そうするしかない(笑)」
ケンモチ 「それはちょっと申し訳ないな、っていう」
コムアイ 「いやいや(笑)」
――実際のところはどうなんですか?
コムアイ 「すっごい飽きますね(笑)!」
ケンモチ 「まあ飽きるよね……(笑)」
コムアイ 「もう〈星一徹〉超聴き飽きた!みたいな。聴き過ぎてよくわからなくなってきちゃうんですよね。ライヴ以外ではなるべく聴かないほうが良いのかもしれない。数日空けるだけで全然違うんですよ。間空けてからライヴがあると、久しぶり感があるから新鮮に感じる時がありますね。それまで気付けなかったところに気付いたりする。そういう状態でライヴをやるのが一番なんですけど……毎日やってると絶対飽きますね。だから動きとか演出で違いを出そうとしちゃって。本当はそれをちゃんと歌で出来ると良いんですけど」
――でも最初の頃よりだいぶ歌い方の幅は拡がってますよね。同じ曲でも。
コムアイ 「そうですね、でもそこはまた別の話で。単に成長しただけなんですよ。自分で言いますけど(笑)」
――技術革新(笑)。
ケンモチ 「そうですね、技術革新ですね」
コムアイ 「技術革新だ!」
ケンモチ 「色んなアーティストさんのライヴを観て学んだことも多いのかもしれないですけどね」
コムアイ 「それは、あるかも。わたし影響され易いんで(笑)。対バンの人に影響されて、その日の雰囲気がすごく変わったりします(笑)。わたしは“その日の雰囲気”に合わせているつもりなんですけど、ものすごく良いライヴを観た後はやっぱりその人に寄っちゃうかも。お客さんじゃなくて(笑)」
ケンモチ 「一時期、対バンがかなりスカム系に寄っていた時期があって」
コムアイ 「あ〜、3月とかスカムだったかも。クリトリック・リスとか。スカムか芸人みたいな感じで(笑)」
ケンモチ 「バンドマンだと演奏で魅せられるから、ある程度曲に沿って弾いてるだけでも絵になるじゃないですか。まあスカムって言うとアレなんですけど(笑)、そういう人たちとか、マイク1本とかDJの人とかっていうのは、曲を流しているだけじゃなくて、何かしら自分の体を使ってアクションするんですよね。そういうのを見て自分なりに研究したんだと思います。〈りんご音楽祭〉くらいから変わってきた印象がありますからね」
コムアイ 「ふぅ〜ん」
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――聞いた話では、〈りんご音楽祭〉の送迎バスの中で色々やったそうですね。
コムアイ 「そうなんですよ〜(笑)。シャトルバス・ライヴ」
――寝ている方もいらっしゃって、迷惑千万な状況でのライヴだったそうで。
コムアイ 「キツかったですよ……。一番キツかったです。人生のライヴの中で」
ケンモチ 「外山さんとかもやったんだっけ?」
コムアイ 「そう。外山恒一さんと、クリトリック・リスと、花形ハヤシさん」
ケンモチ 「そういう名うての面々もけっこう持て余しちゃったらしいです」
コムアイ 「でも “シャトルバスが一番評判良かったんだよ〜”とか主催者の人は言ってて。やってる本人としてはそんなの感じなかったんだけど……。クリトリック・リスが出てきた時は盛り上がったかな……と思ったけど、そうでもないか(笑)。みんな後から面白かったって思ってくださったのかな」
ケンモチ 「基本的に会場に向かうバスの中って、みんなスイッチ入ってないでしょ。盛り上がるスイッチって、会場に着いてキター!ってなってからだもんね」
コムアイ 「たしかに。オンにならないかもね」
――でも、“キツい” と思っていらっしゃったのは意外でした。楽しんでいるのかと思っていました。
コムアイ 「やらされてるだけですから(笑)!仕事ですよ!本当にキツかったんですよ……。誰も求めてないし、わたしも逃げられない、みたいな(笑)。見世物小屋状態」
――それを切り抜けられるというのはやっぱり、度胸ですよね。すごいですよ。
ケンモチ 「すごいと思いますね。百獣の王ですね」
コムアイ 「うん、時間が経って“大丈夫”っていう気持ちにもなってきたから、またやりたい気はします(笑)」
ケンモチ 「次はもうちょっと上手く出来るんじゃない(笑)?」
コムアイ 「どうかなあ……。でもまあ、あのシチュエーションは単純に絵として面白いし」
――度胸とか、そういうことではなくて。
コムアイ 「そう。いつも“やばいやばい、そわそわー”ってしてます(笑)。無敵モードになる時もあるんですけど、そういう時ってだいたい記憶に残らないんですよ。だから、すごく根性あるように見えてる時のことは自分では覚えていないかもしれないです。メモライズするのもけっこう労力使うじゃないですか。そっちにエネルギー取られないようにしてるから(笑)。その分も使って全力で遊ぶんです」
ケンモチ 「シャトルバス・ライヴって、マイクはバスガイドのマイク使うの?」
コムアイ 「そうそう」
――じゃあ『私を鬼ヶ島に連れてって』収録曲〈ジャンヌダルク〉はぴったりですね。
コムアイ 「そうですね!」
ケンモチ 「テンション低いときにあの曲やられたら、それこそ“ポカーン”てなりそうだけどね(笑)」
――経験を積んでゆく中でのコムアイさんの変化には、ケンモチさんの意向が投影されていたりもするのでしょうか。
ケンモチ 「それは全く無いですね。僕はむしろ、お客さんと同じようにライヴをたまに観に行って“こんな風になってるんだ……”とか“こんなことやってるんだ” っていうのを知る感じなんで。だから、まさか〈星一徹〉でちゃぶ台ひっくり返すとか、〈マリーアントワネット〉でお菓子投げるようになるなんて思っていなかったし、そもそも“そういう風にします” っていうことも知らなかったんで。Twitterに“ちゃぶ台が舞ってた”とか“お菓子もらったワロスwww” みたいなことが書いてあるのを大阪で見て、何のことだ?と思って」
――そんなレベル……。
コムアイ 「ケンモチさんはライヴをやり易いように工夫して曲を作ってくれるので、たぶんケンモチさん的に、ここでこういう風に盛り上がって、俺がお客さんだったらここでキター!ってなるだろうな、みたいな想定があると思うんですよ。でもそれを言ってこないんですよね。曲だけ渡されて。演出に関する注文が無いから、わたしの勘違いが演出になってるっていう(笑)」
ケンモチ 「え?そこで盛り上がるんだ?みたいな。斜め上からの」
――面白さに勘違いって大切ですよね。
コムアイ 「うん」
ケンモチ 「僕はそれをお客さんと一緒に観てびっくりする感じですね。リハーサル観てないから、“おっ、ツアーやるんだ”とか、“岡山行くの!?”とかそういう感じ」
コムアイ 「あはは(笑)」
――逆に、実際観て“それはないぞ!”と思うようなことはなかったんですか?今まで。
コムアイ 「ケンモチさんは心が広いんだよね(笑)」
ケンモチ 「う、うん……あまり無いかも。ライヴであんなに事故ったことやってくれてるのは、心強いですからね。僕には出来ないことなんで、羨ましいですよ。僕が今まで作っていたインストだったら、事故なんか起こりようが無いですからね」
コムアイ 「絶対起きないだろうね」
ケンモチ 「そうなんだよね……。“聴いてて心地良いです”ってよく言われるんですよ、僕のインストって。 “仕事の邪魔にならない”とかね(笑)。それはたぶん良い意味で言ってくださっているんだと思うんですけど、僕にとっては何も嬉しくないというか。昔は2年に1枚しかアルバムを作れていなかったですけど、頭悩ませて作った2年間の集大成が、“仕事の邪魔にならない”みたいな話なわけですよ。なんと悲しい!と思って。それを考えたらあれだけの事故は本当に羨ましい」
コムアイ 「事故起こしたいんですか(笑)?」
――事故って故意に起こすものじゃないですよね(笑)。
コムアイ 「でもあるんですよ、事故が起こせる状態の集中力って。トランス状態っていうか。ライヴをやるようになって、“脳内麻薬って出るんだな” って思いましたもん」
ケンモチ 「事故が起こせる状態……(笑)」
コムアイ 「あるの!! あるある。コンボ出まくるみたいな時が」
ケンモチ 「事故を起こすスタンド能力みたいな(笑)」
コムアイ 「……(不満そう)。別に事故が起きなくても良いんですよ。それがお客さんにとって面白いかどうかはまた別の話だし……。良いライヴになればどっちでも良いです」
ケンモチ 「僕も別に進んで事故を起こしたいわけじゃないんだけどね(笑)。ただ、自分には出来ないことだから。そういうものだと思うんですよ。エンターテインメントって。自分では出来ないことを代わりにやって見せてくれる人っていうのがやっぱり好きなんですよ。がんばれば出来るかもしれない、って思える人にはあまり憧れないんです。最近女性のお客さんが増えてきているんですけど、それもたぶん、コムアイみたいになりたいっていう願望を持ってる女の子が、意外と多いからなんじゃないかと思うんですよ」
――アイコンとして。
ケンモチ 「そうですね。同性に受け入れられるっていうのは良いことだと思います」
コムアイ 「不思議だよね。女の子が増えるのはすごく嬉しい」
――ご自身が願望の対象になっていることを感じる瞬間てあるんでしょうか。
コムアイ 「ん〜?あんまり……。でも、打ち出しているキャラクターはそうであってほしいな、と思いますけどね」
――コムアイさんのパブリックイメージは“風変わりだけど度胸のある美人さん”という感じだと思うんですけど。
コムアイ 「自覚は無いですけど、たしかに実際会わなければそういう感じなのかもしれないなあ……。写真とかいつもドヤ顔だし。ドヤ顔か変顔(笑)。FM802(80.2MHz)でやっている〈ROCK KIDS〉っていう番組では、10代からの反響がすごく良いんですよ。そういう子たちが曲を聴いて想像するコムアイのイメージはそういう感じなのかもしれないです。好きに遊んでやっているようで、ちゃんとこなしている人、みたいに見えてるのかも。ライヴに来ていただくと、実際はすごくビビりながらやっているのが見えると思うんで、それが面白いんじゃないかな、と思います(笑)。フツーの人ががんばっちゃってるみたいな感じで」
ケンモチ 「それはあるかもね(笑)」
コムアイ 「曲の中で作られるコムアイのイメージは、ほとんどケンモチさんのものなので。声を出しているのはわたしだけど、選んで仕上げていくのはケンモチさんだから。そこが難しいですね。曲を聴いてどういうキャラクターに見えるのかを想像するのがすごく難しい。自分のことなのに、客観的にどういう人柄に見えるのか考えるっていう。ギャップがあり過ぎると、ライヴに来て“えっ”てなると思うから(笑)」
ケンモチ 「すでに“えっ”てなってる人多いと思うよ(笑)」
コムアイ 「うっそーーー(泣)」
ケンモチ 「よく見る反響は、“曲は面白いと思ったけどライヴ観てびっくりした”っていうやつ。“軽く恐怖を感じた”っていうのもあったなあ」
コムアイ 「えーーー!恐怖(泣)」
ケンモチ 「僕としては、曲のイメージとライヴのイメージにギャップがあった方が全然嬉しいんですよね」
コムアイ 「なるほど〜、そうなのか」
――曲自体に、すでに様々なギャップが盛り込まれていますもんね。
ケンモチ 「そうなんですよ。大事なんです。ギャップは」
コムアイ 「面白いですね。水曜日のカンパネラの中の2重人格みたいな感じ。曲を改めて聴くと、曲の部分はやっぱりケンモチさんで、そこに女の子の声が載ってるから、常にデュエットみたいな感じに聴こえたりもするんですよね。2重人格で走っていくのも良いのかも」
20140903 水曜日の視聴覚室 vol.2 @WWW 渋谷, 東京 / photo 雨宮透貴
――今回のアルバムはライヴでがんばったら映えそうな曲ばかりですよね。
コムアイ 「うん、本当にそうですね」
――だから、曲のイメージとライヴのイメージ、人格の統合を狙っているところもあるのかな、と思ったんですが。
ケンモチ 「それはありますね。僕がライヴで観たものをフィードバックして次の曲を作っているので。1stとか2ndの頃は、コムアイの弱い部分をトラックで隠すように作っていたところがあるんですけど、3rd以降はむしろ声を活かして、場合によってはトラックを引いたりしながらバランスを取って作ったんですよ。ライヴを観て、そうした方が良い結果になると思ったから。今回は裏テーマとして “コムアイの声で遊ぶ”っていうコンセプトがあって。だからコーラスが少し多めになっていたり、今までやってなかったアプローチも試してみたりしているんですよ」
――前哨戦でラップ抜きのカヴァー集『安眠豆腐』を出したのもそういう意味合いなんですか?
ケンモチ 「今となってはそういうすごく、そういう意味合いが強くなってきましたね」
コムアイ 「たしかに」
ケンモチ 「最初は “歌ものだけでやってみませんか?” という企画をいただいたところから始まったんです。本当は“ふざけてラップにしちゃおう”とか、“BPMすごく上げちゃおう”とか、今までの水カンのフォーマットに持っていこうとしていたんですけど、途中で“原曲に近い感じでお願いします” って言われちゃったという経緯があって。それならコムアイが歌の練習するしかない、ということで……」
コムアイ 「逃げ道が無くなったんだよね(笑)」
ケンモチ 「だから僕もトラックでフォローするのは止めることにして、なるべく簡素なトラックと、素朴な歌という感じで出来上がったんですけど、リリースする前はすごく不安だったんですよ。反応が。“ラップ入ってないぞ” とかって言われると思っていたんです。でも意外に、改めて声の良い部分を認知してもらえたみたいだったので、僕的には“おや?”っていう感じだったんですよ。その後ライヴでオリジナルの曲を聴いたら、ちょっと歌が良くなってるんですよね、たしかに」
――あのカヴァー集はやっぱり、“ラップ = 水カン”ではないっていうことを示したわけですよね。
コムアイ 「うん、うん」
――だから、今回の作品ではそういう部分を強調してくるのではないかと考えていたのですが、むしろラップに気合が入っていてびっくりしたんです(笑)。
ケンモチ 「あはは(笑)」
コムアイ 「カヴァー集で歌は一通り終わったというか……」
ケンモチ 「ラップを作りたいっていうフラストレーションが溜まっちゃって(笑)」
コムアイ 「よっしゃ!ラップやるぞ!みたいな(笑)」
ケンモチ 「逆にスイッチ入っちゃったんだよね……。すいません(笑)。歌ものも最後の最後に突貫工事的にをたくさん作ったんですけどね」
コムアイ 「歌もの忘れてた〜、みたいな感じだよね(笑)」
――歌がやりたくないわけではないんですよね。
コムアイ 「もちろんもちろん。全然。やりたいですよ」
ケンモチ 「本当かなあ……(苦)」
――でもまあ、カウンターでこうなったと。
ケンモチ 「そうですね」
コムアイ 「反動は絶対ありますね」
――ラップがすごくタフになってますよね。
コムアイ 「うふふ(笑)。そうだと良いんですけどね。自分だと前はどんなだったか忘れちゃうんですけど、良くなってました?タフな感じってどんな感じですか?」
――鋭角的に落とす雰囲気というか。
コムアイ 「あはは(笑)。嬉しいです」
――ラップのそういう部分も、共演された方に影響されたりしているんでしょうか。
ケンモチ 「ライヴ・パフォーマンスで影響受けたっていう話はよく聞くけど、ラップってどうなの?」
コムアイ 「うん、それはあまり影響受けないかも。だって、“ムリじゃん”て思うもん。今回のラップは、曲の登場人物の人柄をなんとなく想像しながらやったんですよ。同じ感じにならないように。演技してる感じですかね」
――千利休はサグい感じ、とか。
コムアイ 「そうそうそう(笑)。ワビサビは何処へ?って感じですよね(笑)」
ケンモチ 「キャラを必ず崩すっていう。みんなが知っているキャラクターを使って、そのキャラと逆のことをやらせるリリックが多いですね」
――〈チャイコフスキー〉の“JR”もサグいですけど、あれはどういうキャラをイメージしているのでしょう。
コムアイ 「“JRスキースキー”のところですよね。何だったかな……」
ケンモチ 「〈ドラキュラ〉のかわいい感じに対して、〈チャイコフスキー〉はボトム低めにしたんですよ。あれは僕の中でEMINEMがベースになってて。EMINEMのボトム低めの曲ですね。そういうイメージなんだよな〜、ってレクチャーしたかもしれないです」
コムアイ 「そうだね、20代・30代くらいのイケイケなストリートボーイ。わたしには絶対無い感じ。だから“JR”があんな感じになっちゃったんですよ(笑)。かっこつけるのも臆さない感じの」
ケンモチ 「まあ言ってることはかっこ悪いんだけどね(笑)」
――この時間にお話を伺った内容だけでも、水曜日のカンパネラの始動から約2年の間に様々な変遷を辿っているということが伺えます。コムアイさんと初めて出会われた時、この人とならメイク事故な出来事が待ち構えているぜ、と予測されていたのでしょうか。
ケンモチ 「いえいえ、全く。僕たちは引き合わされただけなので。“えっ?この子ですか?”みたいな感じで(笑)」
コムアイ 「わたしも“えっ、歌やるんですか?”っていう感じだったし(笑)。“誘われて始めましたー”みたいな感じ」
ケンモチ 「そうなんだよね。だから、例えばコムアイと同い歳くらいの女の子の中には、自分で曲も歌詞も書いて、歌の練習もして、色んなことを一生懸命考えてがんばってる子もいるわけじゃないですか。そういう子たちに対してすごく申し訳ない気持ちはあるよね……」
コムアイ 「うん……。わたしなんか、元々音楽にそこまで興味持ってなかったんで(笑)。でもその代わりに音楽以外の色んなことに興味を持ってきたから、音楽業界的に“違和感”みたいな存在ではあると思うんですよ」
――でも、そういう部分をディスられることって、別に無いんじゃないですか(笑)?
コムアイ 「たしかに、生意気だ!みたいに言われたことは無いですね……。みんな寛容なんですよ(笑)」
ケンモチ 「逆に、音楽をきちんと取り扱っている方ほど面白がってくださるんですよね。叩かなくちゃいけない側にいる方たちが。ありがたいです」
コムアイ 「諦められてるのかもしれないよ(笑)。“なんか楽しそうに遊んでるから放置しておこう”みたいな。でも、“楽しそう”って無敵だと思うんですよ。楽しそうなことって否定し辛いじゃないですか」
――逆に悲壮感たっぷりでも面白そうですけどね(笑)。
コムアイ 「うん、それもギャグっぽく聴こえるかもね」
ケンモチ 「2頭身キャラが言ってるみたいになるだろうね。たれぱんだみたいなのが焦ってるくらいの悲壮感としか受け止められないと思いますね」
――水曜日のカンパネラは、このチームで正解でしたか?
ケンモチ 「どうですか?」
コムアイ 「いやあ、今の状態では正解かどうかなんて全然言える感じじゃないですよ。まだまだこれからです。でも面白いと思いますよ」
取材・文 / 久保田千史(2014年9月)
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■ 水曜日のカンパネラ 全国ツアー
平成26年度鬼退治行脚!
スペシャル

・2015年1月18日(日)
大阪 梅田 Shangri-La

共演: Seiho / 夜の本気ダンス
開場 17:30 / 開演 18:00
前売 2,500円(税込 / 別途ドリンク代)
ぴあ(P: 244-962) / ローソン(L: 58566)


・2015年1月21日(水)
東京 代官山 UNIT

共演: Charisma.com / 0.8秒と衝撃。
開場 18:00 / 開演 19:00
前売 2,500円(税込 / 別途ドリンク代)
ぴあ(P: 244-531) / ローソン(L: 78733)


・2015年1月25日(日)
岡山 PEPPERLAND

共演: クリトリック・リス / aaps / 能勢慶子(OA)
開場 17:30 / 開演 18:00
前売 2,500円(税込 / 別途ドリンク代)
ぴあ(P: 246-794) / ローソン(L: 65288)



■ 水曜日のカンパネラ presents
オトトイの地下室 vol.2
2015年2月8日(日)
東京 新宿 LOFT

音楽: Vampillia / 水曜日のカンパネラ
解体: 鹿
居住: ぼく脳
活弁: 山田広野
ほか

開場 15:00 / 開演 15:30
前売 3,000円 / 当日 3,500円(税込)
ぴあ(P: 251-960) / ローソン(L: 75488)
※お問い合わせ: 新宿LOFT 03-5272-0382



■ 水曜日のカンパネラ 初ワンマン
鬼ヶ島の逆襲
2015年3月29日(日)
東京 恵比寿 LIQUIDROOM

開場 16:00 / 開演 17:00
前売 2,900円(税込 / スタンディング)
ぴあ(Pコード: 248-818) / ローソン(L: 72214)
主催: DISK GARAGE
企画制作: 水曜日のカンパネラ
制作: ATFIELD inc.

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