アフガニスタンの最前線基地で7ヵ月密着撮影、戦争中毒に陥っていく若者たちの姿を捉えたドキュメンタリー映画『アルマジロ』が来年1月19日(土)より渋谷アップリンク、新宿 K's cinema、銀座シネパトスほかにて公開(全国順次公開)。YouTubeでは予告編がアップされています。
――アフガニスタンの最前線“アルマジロ基地”はNATOが統率する国際治安支援部隊の一つで、イギリス軍とデンマーク軍が駐留している。平和な都市生活から前線基地での軍務。タリバンを敵とする偵察活動という戦争の日常のなか、たった一度の交戦で極度の興奮状態を体験した若い兵士たちは戦争中毒に陥っていく――。
国際平和活動(PSO)という名の下に派兵されたデンマークの若い兵士たちに7ヵ月間密着し撮影を敢行した本作。監督のヤヌス・メッツとカメラは銃撃戦の最前線にも飛び込んでいき、兵士のヘルメットに搭載されたカメラの映像は銃弾が横をかすめるのをとらえるなど、そのあまりに臨場感あふれる衝撃映像は、フィクションなのか現実なのかの区別がつかなくなるほど。戦争とは、人を殺すこととは、正義とは、ゲームでもフィクションでもない現実をはっきりと突きつけるドキュメンタリー作です。
※2013年1月19日(土)より渋谷アップリンク、新宿K's cinema、銀座シネパトスほか
※全国順次公開
■『アルマジロ』
2010年カンヌ国際映画祭 批評家週間グランプリ受賞
監督・脚本:ヤヌス・メッツ
撮影:ラース・スクリー
編集:ペア・キルケゴール
プロデューサー:ロニー・フリチョフ、サラ・ストックマン
製作:フリチョフ・フィルム