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70年以上前の戦禍を歴史的音源で辿り平和とメディアの在り方を考察する新解釈CD『日本の軍歌アーカイブス』発売

2014/12/08 15:57掲載
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70年以上前の戦禍を歴史的音源で辿り平和とメディアの在り方を考察する新解釈CD『日本の軍歌アーカイブス』発売
 “70年以上前の戦禍を歴史的音源で辿り、平和とメディアの在り方を考察する”というコンセプトのもと、全く新しい切り口の軍歌CD『日本の軍歌アーカイブス』(シリーズ全5タイトル)が来年の1月28日(水)に発売されます。監修は、『世界軍歌全集』『日本の軍歌』『愛国とレコード』などの著者で、今年注目の軍歌・プロパガンダ研究家の辻田真佐憲、そしてジャケットは戦禍をテーマにしたマンガ『cocoon』『アノネ、』『いちご戦争』の今日マチ子が担当。

 その内容は、陸上戦と新聞社の軍歌をテーマにした『Vol.1 陸の歌「戦友」1932-1944』、海戦史とラジオの軍歌をテーマにした『vol.2 海の歌「海ゆかば」1932-1944』、航空隊全般とリバイバル軍歌をテーマにした『Vol.3 空の歌「同期の桜」1969-1985(ステレオ音源)』と、“陸・海・空”でジャンル分け。

 さらに、アイドル歌謡の原点とも言えるティーン歌手や、戦時下のアニメ『くもとちゅうりっぷ』で声優もつとめた杉山美子など童謡歌手による戦時下メディアにおける軍歌の動員と消費を生々しく物語る『Vol.4 銃後の歌「いくさごっこ〜萌え軍歌〜」1929-1943』は圧巻。

 また、戦時下の日本人作曲家・演奏家による国威発揚のために動員されたクラシック界を俯瞰する『Vol.5 芸術音楽「英霊讃歌〜決戦下の国民音楽〜」1943』は輸入原盤が絶たれたレコード会社の生々しい記録でもあり、生誕100年を迎えた伊福部 昭の「交響譚詩」、日本初の商用録音「ベートーベン交響曲第九番『歓喜の頌』」、初復刻の山本五十六元帥追悼曲「英霊讃歌」が収録されています。

 本作に寄せて、ジャケット・イラストを描き下ろした今日マチ子は、「かつての戦争だけど、未来にも通じるようなふしぎな世界。なにより音楽として“軍歌”の楽しさ・面白さを伝えたいと思って描きました。戦争を考えるあたらしい切り口の一つになれば幸いです」と語っています。

 また、村岡花子の朗読CD『花子からおはなしのおくりもの』で注目のアーカイヴ・プロデューサー、シリーズを企画した保利 透は、「戦争を知らない世代にこそ聴いていただき平和とメディアの歴史を考えていただきたい。軍歌はエンタメ(娯楽)であると言う辻田氏の主張を踏まえながら歴史的音源を聴いていただくとリアルな軍国主義時代を感じることが出来る」とコメントしています。

終戦70周年記念企画
『日本の軍歌アーカイブス』シリーズ

2015年1月28日(水)発売
監修・解説: 辻田真佐憲
企画・構成・音源監修: 保利 透
ジャケット: 今日マチ子
発売: ビクターエンタテインメント


『Vol.1 陸の歌「戦友」1932-1944』
VICL-64279 2,200円 + 税
[陸軍の歌 / 新聞社の歌]
戦禍を歴史的音源で辿り平和とメディアの在り方を考察する。軍歌の胎動からその終焉まで、戦前における陸上戦をコンセプトとした本作は、新聞社が募集した軍歌と併せて、現代のエンタメとメディアとの対比を検証する。著名曲の他に、「西住戦車隊長の歌」「印度蹶起の歌 進め印度独立義勇軍」など注目音源多数。(SP音源)


『Vol.2 海の歌「海ゆかば」1932-1944』
VICL-64280 2,200円 + 税
[海軍の軍歌 / ラジオの軍歌]
戦禍を歴史的音源で辿り平和とメディアの在り方を考察する。黄海海戦から太平洋作戦までを音楽でつづる海戦史。急激に台頭したラジオと言う新しいメディアで喧伝された軍歌と併せて、現代のエンタメとの対比を検証する。「海軍志願兵」「ドイツ空軍の歌」など有名曲だけでなく秘蔵曲も収録。(SP音源)


『Vol.3 空の歌「同期の桜」1969-1985』
VICL-64281 2,200円 + 税
[軍歌名曲リバイバル]
戦禍を歴史的音源で辿り平和とメディアの在り方を考察する。歌い継がれる軍歌をテーマに戦後発表された「異国の丘」やステレオ音源でよみがえるリバイバルされた有名軍歌を俯瞰できるアルバム。蔵出し音源である曾根史郎「軍神加藤少将」、渡辺はま子の「戦勝の歌」など、ビクター専属歌手オールスター勢ぞろいによる豪華版。(ステレオ音源)


『Vol.4 銃後の歌「いくさごっこ〜萌え軍歌〜」1929-1943』
VICL-64282 2,200円 + 税
[銃後の歌 / 戦時下の童謡]
少女たちの歌声から見た戦争をテーマとしたアルバム。銃後における少女からティーン歌手による戦前・戦中におけるアイドルとしての胎動を感じさせるタイトル。童謡歌手の平井英子から戦時下のアニメ『くもとちゅうりっぷ』で声優を務めた杉山美子、少女民謡歌手・宝塚歌劇まで、戦前の多彩な音楽世界を「少女歌手」によって俯瞰し、戦時下メディアにおける軍歌の動員と消費を生々しく物語る問題作! 「日の丸行進曲」「ほまれの戦車(軍神西住大尉の歌)」など秘蔵音源多数収録。(SP音源)


『Vol.5 芸術音楽「英霊讃歌〜決戦下の国民音楽〜」1943』
VICL-64283 2,200円 + 税
[クラシック音楽と戦争]
戦時下における日本洋楽界を歴史的音源でひも解く。西洋音楽は非常時の社会においても、かくも芳醇に昇華されたかを再認識することができるタイトル。日米開戦により輸入原盤を絶たれたレコード会社の活路は邦人演奏家による録音であった! 生誕100年を迎えた若き伊福部昭の「交響譚詩」、日本語歌詞の日本人による日本初の商用録音であるベートーベン交響曲第九番「歓喜の頌」、初復刻である山本五十六元帥追悼の交声曲「英霊讃歌」と、戦時下かつ日本洋楽史において重要な曲を収録。ライナー寄稿 / 毛利眞人。(SP音源)
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