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菅田将暉&『息もできない』のヤン・イクチュンW主演、寺山修司「あゝ、荒野」を映画化

2016/07/25 13:35掲載
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菅田将暉&『息もできない』のヤン・イクチュンW主演、寺山修司「あゝ、荒野」を映画化
 門脇 麦の単独初主演映画『二重生活』で映画監督としてデビューした岸 善幸が、歌人・劇作家の寺山修司が遺した唯一の長編小説「あゝ、荒野」を映画化し、2017年公開予定。主演には、先日NHKの2017年大河ドラマ「おんな城主 直虎」出演が報じられた菅田将暉と、韓国映画『息もできない』(2008年)では製作・監督・脚本・編集・主演を務めたヤン・イクチュンが決定、音楽は、アニメ「アルスラーン戦記」や映画『レッド・クリフ』など幅広いジャンルの作品を手がけ、今年3月には生誕50周年記念コンサートを開催した作曲家・岩代太郎が担当しています。

 映画化に当たって時代設定は近未来の東京・新宿を舞台となっており、ボクシングジムで運命の出会いを果たす、少年院あがりの新次(菅田将暉)と、吃音と赤面対人恐怖症に悩む“バリカン”(ヤン・イクチュン)の2人を軸にした青春ドラマを描く本作。岸監督からは、「学生時代から触れてきた寺山修司作品を、しかも、ボクシング映画を撮ることは夢でした。キャストは、現在公開中の『二重生活』でご一緒した菅田将暉さん、そして大好きな韓国映画『息もできない』の監督・主演のヤン・イクチュンさん、二人を中心に演技派の役者たちが顔を揃えてくれました。是非とも楽しみにしていただきたいと思います」とのコメントが届いています。

ボクシングに挑戦する為、人生で初めて体を鍛えています。
精神的な痛みを表現するよう作品は今までやってきたけれど、
男ならではの闘争心や肉体的痛みを表現する作品は初めてなので、
今世紀最大に疲弊して、今しかできない、脂っこい作品にしたいです。
ヤン・イクチュンさんとは既に何回かお会いしました。
映像の中では目が怖くて、暴力的で、冷たくて、鋭くて、かっこいい。目が離せない。
実際にお会いしてみると、チャーミングで、優しくて、一緒に食事をした時?、
ギャグを言っていたりして、その愛おしいギャップにやられました。
監督もやられているので、映画への想いなどの話も聞かせていただき、
熱量と、視野の広さを感じました。いい意味で、怖くて、楽しみ。
岸監督は僕にとってのジュリエットです。
「二重生活」でご一緒したのですが、
ジュリエットに会うため、褒めてもらうため、頑張って、走り回ります。
命がけでこの作品に臨みます。

――菅田将暉

寺山修司、唯一の長編小説を原作にした「あゝ、荒野」への出演が決まったことを、本当に光栄に思います。この作品への参加を決めてから他の作品への出演を控えるようになりました。暫くは「あゝ、荒野」に集中したいと思ったからです。 今までの作品全てが大切で特別でしたし、芝居において悩ましい点はどの作品においてもありましたが、「あゝ、荒野」には、それ以上のプレッシャーを感じます。役作りをしている今、ボクシング、言語の壁、その他学ぶべきこと、やるべきことが山積みの中、緊張とやり通せるか不安を感じているのは事実です。
しかし、それらこそ、この作品に参加する過程でしか味わえない、素晴らしい映画的、ドラマ的な要素の一つと感じています。菅田将暉さんとの、ボクシングのトレーニングでご一緒しましたが非常に勘がよく、なにより目がとてもイイと思いました。共演させて頂くのがとても楽しみです。
素晴らしい作品に参加できることを感謝しながら、邁進していきます。

――ヤン・イクチュン

©2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズ

『あゝ、荒野』
2017年 / 日本映画
原作: 「あゝ、荒野」寺山修司(角川文庫刊)
監督: 岸 善幸
撮影: 夏海光造
脚本: 港 岳彦
音楽: 岩代太郎
出演: 菅田将暉 / ヤン・イクチュン ほか
製作・配給: スターサンズ
制作プロダクション: テレビマンユニオン
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