演歌歌手の
北島三郎がデビュー記念日である6月5日(木)、東京都八王子市にある高尾山薬王院で、同日発売の新曲
「高尾山」のヒット祈願と奉納歌唱を行ないました。
八王子に居を構えて30年、八王子市観光親善大使をつとめて10年という節目の年、北島は、八王子市民の皆さんへ感謝と御礼の気持ちを歌で届けたい思いで「高尾山」を制作したとか。
紋付はかま姿で本堂へ入場した北島は、緊張した面持ちで御護摩修行を行ない、「由緒ある高尾山で歌を奉納させて頂くことは、胸がいっぱいで感動しています」と挨拶し、新曲「高尾山」をフルコーラス歌い奉納。
北島はこの日、「高尾山薬王院の数百年という長い歴史の中で、本堂内で歌唱奉納を執り行うのは初めてと伺い、この歌はヒットするんじゃないかな、と思います。八王子に住んで30年、〈高尾山〉を発売して私も何かひとつ地元のお役に立てかなと思っています。これからも完成のない歌の道を、歌に感謝しながら大勢の人たちに感謝しながら歌を通じて、これから残っている自分の歌手生活の時間を、お返しする恩返しの歌を歌って行きたいと思っています。恩返しの第一歩は、この〈高尾山〉がひとつのきっかけになればな、と思っています。歌詞の中に“初心忘れず登って来いよ”とありますが、わたしも初心忘れずにまた歌の道を歩いて参ります」と、再出発のへ熱い決意を語りました。
また、紅白歌合戦について、「私が言うのは生意気ですが、最近の紅白は歌合戦になっていない気がします。若いアーティストも素晴らしいし、演歌も“祭典”にかえれば、ご年配の方々の観る気持ちも変わると思うんです。この素晴らしい番組が世界に発信されるわけですし、世界のみなさんに“日本はこんな素晴らしい祭典をやっているんだ!”と言うことを知らしめるために、“紅白歌合戦”というタイトルではなく“紅白歌の祭典”とか“紅白夢の祭典”とか“紅白日本の祭典”と言う風にやってもらえればいいかなと思います。私も紅白からは一線を引きましたが、架け橋になれればいいかなと思っています。一生懸命応援しますよ」と、コメントしています。