2006/08/30掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
デス/グラインド・コア・シーンを代表する名ギタリストで、
テロライザー(Terrorizer)や
ナパーム・デスのメンバーとして知られているジェシ・ピンタード(Jesus "Jesse" Pintado)が、8月27日にオランダの病院にて持病の糖尿病に起因する昏睡に陥り、亡くなりました。享年37歳でした。
ジェシはまるで海賊のようなルックスで、見るからに“GRINDER!”なメキシコ系のギタリスト。その経歴はグラインド・コア・ゴッドの呼び名もふさわしいバンドで、超高速ドラマー、ピート・サンドヴァルが
モービッド・エンジェル以前に在籍していたテロライザーの中心人物としてアルバム『World Downfall』(写真)をリリース。元
カーカス、現
ファイアバードのビル・スティアーの後釜としてナパーム・デスに加入し、1990年リリースのアルバム『Harmony Corruption』から2004年に健康上の理由からバンドを去るまで在籍していました。
近年ではオランダのリッダーケルクという土地で暮らしていたとのこと。ナパーム・デス脱退後は、ナパーム・デスのシェーンとのLock upというユニットや先日、まさかのニュー・アルバムで、残念ながら遺作となってしまった『Darker Days Ahead』をリリースした再結成テロライザーにも名前を当然連ねていました。テロライザーの名曲「DeadShallRise」の大爆音に身をゆだね、追悼。ジェシのご冥福を心よりお祈り致します。