2009年初頭から英米プレスが絶賛し、日本でもデビュー・アルバム『マインド・ケイオス』輸入盤セールスが好調だった
ホッキー(HOCKEY)。NY出身のベン・グルービン(vo)が、LAの大学で知り合ったジェレミー“ジェーム”レイノルズ(b)とスタートしたパーティ・ユニットに、ブライアン・ホワイト(g)、アンソニー・スタッシィ(ds)が加わってロック色を強めた4人組。米サウス・バイ・サウス・ウェストや英グラストンベリーをはじめとするフェスに軒並み出演し、ダンサブルなロック・サウンドを磨いてきた彼らが
国内盤(TOCP-66929 スペシャル・プライス 税込2,300円)リリースのタイミングに合わせ、さる1月25日、東京・渋谷CLUB QUATTROにて初来日公演を行ないました。
会場の照明が落ちると、「HELLO」と書かれた白いTシャツに、鳥の羽のピアスを左耳に下げたベンが登場。どこかピーターパンを思わせるようなナイーヴなルックスに、ハスキーな色気のある声。ギターを弾きながら、そしてマイクを握り締めながら歌うその姿に、女性ファンから何度も「I love you, Ben!」という声が飛びます。髭を蓄えた長身のブライアンと
ローリング・ストーンズのTシャツを着たジェームに、黒いハンチング姿のアンソニー。東京のステージは、アルバム4曲目でシニカルな歌詞の「ワーク」そしてメロディが印象的な「ラーン・トゥ・ルーズ」でスタートしました。ポップなメロディで人気の1stシングル「ソング・アウェイ」が流れると、歓声が沸き起こり、「これは東京の歌だよ」というMCに続いて始まったのは「カース・ディス・タウン」。赤い照明を浴びたファンキーなナンバーに、会場の温度もますます上がっていきます。アンソニーの重いドラムと、サポート・キーボードのノイジーなイントロに続いて流れたのは「3 AM SPANISH」。曲名通り、会場の雰囲気は午前3時のクラブに変貌。ギターを置いたベンはハンドマイクを手に、右手でファンを煽りながらラップ風に畳み掛けるように歌詞を吐き出し、ブライアンとジェームが奏でる切れのいいアグレッシヴなカッティングが緊張感を高めていきます。そのまま、ヒット中の2ndシングル「トゥー・フェイク」でステージをポップに盛り上げ、「プット・ザ・ゲーム・ダウン」で本編終了。アンコールでは「エヴリワンズ・ザ・セイム・エイジ」をメランコリックに聴かせながら、激しいダンス・ビートに突入。ベンはマイクを握り締め、ファンを煽り、躍らせロックさせて約60分のショウが終了しました。
アルバム・タイトルの『マインド・ケイオス』通り、一筋縄ではいかない多彩な音楽をホッキー流にアレンジしてみせた彼ら。日本公演後はオーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパそして北米へと、さらなるツアーが続いていきます。変幻自在のサウンドがこの先どんな変貌を遂げるのか、早くも次のアルバム、来日が待ち遠しいかぎりです。