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レイ・ブラウンのラストレコーディングかもしれない?

レイ・ブラウン   2003/07/30掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
 もしも「1番好きなベーシストは誰?」と聴かれたら、小生の場合はレイ・ブラウン。もしもベースが弾けたなら、やっぱりレイ・ブラウンのように弾きたい・・・。昨年、75歳で亡くなってしまいましたが、今も多くの人の心を虜ロールにしてしまうベースの巨人、レイ・ブラウン。 天才と呼ばれたベースマンでも、年を追うごとに演奏がつまらなくなってしまう人って多いですが、レイ・ブラウンの場合は年齢と共に演奏家としてのポテンシャルが高まっていたように感じます(写真は77年の名作『サムシング・フォー・レスター』)。ラッセル・マローンモンティ・アレキサンダーとのトリオによる録音がラストレコーディングと考えられていますが、最晩年まで精力的な活動を続けていた人だけに、“これがラストレコーディング”と決めるのは難しいでしょう。そんな中、「もしやこれがレイ・ブラウンの遺作では?」と考えられるアイテムが浮上しました。今、レイ・ブラウン研究家の間で激しい議論になっているアイテムが!

 その話題の主は鞠沙樹里なる日本人シンガーのアルバム『ライク・ユー』(MTCJ-1060 ¥2,800(税込))で、10月22日にP.J.Lより発売となります。この鞠沙樹里(まりさじゅり)。不思議なその名の響きが何ともエキゾティックジャパンな感じですが、まずは、人となりに迫ってみましょう。

 群馬県出身にして、専門学校の聖地、東京は代々木のミューズ音楽院でジャズピアノ科を修了後、渡米。渡米したのをきっかけにジャズヴォーカルに転向。帰国後、峰純子に師事し、首都圏を中心に演奏活動を始める。そこへ来日中のレイ・ブラウンが偶然に彼女のステージを聴いて、レコーディングを強く勧め、全面サポートを約束。こうして単身渡米し、レイ・ブラウンが完全プロデュースによるデヴューアルバムが完成したわけですね。

鞠沙樹里(vo)
レイ・ブラウン(b)
グレゴリー・ハッチンソン(ds)
ラルフ・ムーア(ts)
デニス・バディマー(g)
マイク・ウォフォード(p)

以上がアルバムのパーソナルです。これは素晴らしい! 何が素晴らしいってグレゴリー・ハッチンソンも良いけど、私的にはデニス・バディマーの参加が嬉しいです。この人のギターは泣かせますからね。あまり有名じゃないけど、とってもいいギター弾きです。レイ・ブラウンとデニス・バディマーの共演ってだけで欲しい1枚なんだけど、さて、レイ・ブラウンが最後に希望を託したシンガーはどんなもんでしょう? ぜひとも聴いてみようじゃありませんか!
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