ウルトラマンのような地球を守る“地球防衛隊”ではなく、あくまでも困った人を救助するために設立された“国際救助隊”であることや、どこかの国際的な組織が設立したのではなく、大金持ちが自らの財産を投じて家族と共に設立したことなど、従来のヒーローとは一味違ったバックグラウンドを持つ『サンダーバード』（写真はBGM集『「サンダーバード」BGM　for　TVプログラム』）。もちろん、“スーパー・マリオネーション”と呼ばれた、あらかじめ吹き込んだ声優の声に反応して人形が動くシステムや、科学技術を先見したかのようなメカの数々にも心躍らせるものがありました。そんな同作品のかつて公開された劇場版2作が、新たにDVD作品『サンダーバード　フィルム・コレクション』(GXBA-22269\6,279(税込))となって8月2日(予定)にリリースされます。

　劇場版といえば、往年のファンの間では公開前から賛否両論を呼んでいる実写リメイク版の公開（8月7日）が迫ってきていますが、今回DVD化されるのは、66年公開の『サンダーバード（原題：Thunderbirds Are GO）』と、68年公開の『サンダーバード6号』の2作品。共に今回が初のDVD化となります。もちろん、日本語吹き替えにはTVシリーズ同様に黒柳徹子らが起用されていますので、ファンはご安心を。なお、今回は単品でのリリースは予定されていないそうですので、ご注意のほどを。

●ディスク１：『サンダーバード』
【ストーリー】
イギリスが誇る火星探検船“ゼロＸ”号が何者かによって爆破された。早速、国際救助隊が操作を開始。そこで地球の危機を救うため、スコット、バージル、ジョン、ゴードン、アランの兄弟が活躍する。

【映像特典】
・音声解説（製作＆監督）
・ドキュメンタリー＆メイキング「『サンダーバード』の誕生」「人形とロケット」「模型での撮影」
・クイズ：「この声は誰？」
・アニメーション・フォトギャラリー
・オリジナル劇場予告編

●ディスク２：『サンダーバード6号』
【ストーリー】
国際救助隊のブレインズが設計した豪華飛行船スカイ・シップ1号が処女飛行に出発。アラン、ペネロープ、ミンミン、パーカーの4人も招待され、快適な空の旅が続いているかに見えたが、正体不明の男たちが船のキャプテンや乗員になりすまし、彼らの行動を厳しく監視していた。刻々と潜行する陰謀、忍びよる黒い影……。果たして彼らの目的は？そして世界の運命は……!?

【映像特典】
・音声解説（製作＆監督）
・ドキュメンタリー＆メイキング「レディ・ペネロープ」「より優れた人形を目指して」「タイガー号」
・クラフトミッション・マッチアップ・クイズ
・アニメーション・フォトギャラリー
・オリジナル劇場予告編