2005/03/17掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
1970年4月、シングル「群集の中で/陽はまた昇る」でレコード・デビューしてからちょうど今年で35年。
小田和正と
鈴木康博の2人が中心のフォーク・グループとしてスタート、その後バンド編成に移行、70〜80年代の日本のポップスを代表するグループとして数々の名曲を世に送り出してきた、
オフコース。3月24日にデビュー35周年を記念し、エキスプレス・レーベル在籍中に発表したオリジナル・アルバム15作品が紙ジャケットにて復刻されます!
パッケージはあくまでオリジナル仕様を忠実に再現し、内袋からレーベルに至るまで、という徹底ぶり。さらにサウンドも24bitデジタル・リマスタリングでマスターテープ並みのクオリティを再現するとのこと。
その15タイトルを簡単に触れると……
●
『オフ・コースI/僕の贈りもの』(TOCT-25631・写真)
1973年6月リリースの1stアルバム。小田和正、鈴木康博2人のグループとしてのスタート。
●
『この道をゆけば/オフ・コース・ラウンド2』TOCT-25632
1974年5月リリースの2ndアルバム。バックに
村上“ポンタ”秀一(ds)、
高橋幸宏(ds)、
高水健司(b)、
小原礼(b)、
大村憲司(g)など豪華な面々が参加。
●
『秋ゆく街で〜オフ・コース・ライヴ・イン・コンサート』TOCT-25633
1974年中野サンプラザホールで行なわれた第4回オフ・コース・リサイタル“秋ゆく街で”の模様を収めたライヴ盤。
●
『ワインの匂い』TOCT-25634
1975年12月発表。「眠れぬ夜」「愛の唄」を収録、フォーク/ポップ系のコーラスの魅力が増した初期の最高傑作。
●
『SONG IS LOVE』TOCT-25635
1976年11月発表の4thアルバム。「めぐる季節」「ひとりで生きてゆければ」を収録。
●
『JUNKTION』TOCT-25636
アコースティックなテイストを残しつつ、ポップ・テイストを強めた1977年発表の5thアルバム。グループ名を“オフ・コース”から“オフコース”と改名。
●
『SELECTION 1973-78』TOCT-25637
1st〜5thアルバムからの初のセレクション・アルバム。アルバム未収録のシングル曲「やさしさにさようなら」「通りすぎた夜」収録。
●
『FAIRWAY』TOCT-25638
1978年10月発表の6thアルバム。「あなたのすべて」「夏の終り」を収録。
●
『Three and Two』TOCT-25639
1979年10月リリース。名曲「愛を止めないで」のヒット以降、メンバーが5人となり、波にのる時期に制作された作品。
●
『LIVE』TOCT-25640〜1
1980年5月にリリースした2枚組ライヴ。メンバー5人によるバンド、というカラーを打ち出したライヴ・セレクション。
●
『We are』TOCT-25642
1980年11月リリース。「Yes-No」「時に愛は」「一億の夜を越えて」「せつなくて」などを収録。レコーディング中に鈴木が脱退の意思を伝えていた状況とは裏腹にメガヒットを記録。
●
『SELECTION 1978-81』TOCT-25643
1981年9月発表。オフコース中期のベスト選曲によるもので、シングル曲「さよなら」「I LOVE YOU」「生まれ来る子供たちのために」を収録。
●
『over』TOCT-25644
1981年12月リリース。鈴木がグループ脱退の意思を固めた時期に制作、小田と鈴木のパートナーシップの終焉を感じさせるトータル・アルバム的な作品。
●
『I LOVE YOU』TOCT-25645
1982年の大規模な全国ツアー“over”より。「YES-YES-YES」収録。
●
『NEXT SOUND TRACK』TOCT-25646
1982年9月リリース。絶頂期のオフコースの雰囲気を伝える内容で、同年11月には映像作品としても。
各タイトル \2,300(税込)(※『LIVE』は2枚組 \3,200(税込))
なお、すでに
オフィシャル・サイト“Off Course 1970-1982”が立ち上がっており、今後これら15タイトルの収録曲のストリーミング試聴も予定されているとのこと(3月15日現在は2タイトルのみ)。さらに、紙ジャケット15タイトル収納ボックスケースと、CDサイズ完全復刻 オリジナルLP盤の“帯/ステッカー(CDサイズ)”がプレゼントされるキャンペーンも計画されているそうです。ファンならずとも気になる、本格的な復刻として要注目です。