ビーチ・ボーイズやビートルズなど、後世のアーティストに多大なる影響を与えた“キング・オブ・ロックンロール”ことチャック・ベリーのバックを長年務めてきたピアノ職人、ジョニー・ジョンソンが4月13日、米セントルイスの自宅で死去した。享年80歳。

　ジョニー・ジョンソンはチャック・ベリーを長年に渡り支えてきた人物で、ジョニー・ジョンソンがピアノで作曲した曲を、チャック・ベリーがギターに変換して完成した曲もなかにはあるほど。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマイケル・J.フォックスがステージで演奏したことでも知られるチャック・ベリーの代表曲「ジョニー・B・グッド（Johnnie B. Goode）」は、そんなジョニー・ジョンソンに対する賛辞を込めて作られた曲です。

　91年には信奉者であるキース・リチャーズやエリック・クラプトンが参加したソロ作『ジョニー・ビー・バッド』(写真)を発表するなどソロ・アーティストとしても活躍し、2001年には“sidemen"のカテゴリーで「ロックの殿堂」入りも果たしていました。死因については詳しく発表されていないものの、ここ最近は肺炎で入院していたそうです。心よりご冥福をお祈りします。