80年にヒューマン・リーグを脱退したマーティン・ウェアとイアン・クレイグ・マーシュが、実験ユニット“B.E.F.（ブリティッシュ・エレクトリック・ファンデーション）”と並行して、ヴォーカリストのグレン・グレゴリーとともに結成したエレポップ・グループ、ヘヴン17。メジャー狙いのヒューマン・リーグに対して、ヘヴン17はソウルフルでファンキーな洗練されたエレクトリック・ビートが特徴で、81年の1stアルバム『ペントハウス・アンド・ペイヴメント』(写真)以降、これまでに5枚のオリジナル・アルバムを発表。そんな彼らの久々となるニュー・アルバム『Before After』が、いよいよ今夏にリリースされることになりました！

　ここ数年はライヴ・アルバムなどの発表はあったものの、オリジナル・アルバムとしては96年作『ビガー・ザン・アメリカ』以来、約9年ぶり。なんでもレコーディング自体は2001年には終了していたそうですが、それから様々な事情のより発売が遅れてしまい、レコーディング完成から約4年もの月日を要して、やっと発売されることになったそうです。すでに彼らの公式HPでは試聴も行なわれており、今回もいかにも彼ららしい力強さを感じるソウルフルなフィーリングを堪能できそう。リリースはUKにて8月を予定しているそうなので、ソウルフルなエレポップを好む方はお忘れなく！

●『Before After』
(01) I’m Gonna Make You Fall In Love With M
(02) Hands Up To Heaven
(03) The Way It Is
(04) Freedom From Love
(05) Don't Fear The Reaper
(06) Into The Blue
(07) Deeper and Deeper
(08) What Would It Take
(09) Someone For Real