2005/10/07掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ビートルズのアップル・レコードから“ビートルズの弟バンド”としてデビューしたことでも知られる、
バッドフィンガーの元ドラマー、マイク・ギビンズ(Mike Gibbins)が10月4日、死去した。享年56歳。
バッドフィンガーは、前身バンド、
アイビーズから改名し、
ポール・マッカートニー作の「マジック・クリスチャンのテーマ(Come And Get It)」、
マライア・キャリーや
ホール&オーツらのカヴァーでも知られる「ウィズアウト・ユー」、
ジョージ・ハリスン参加の「デイ・アフター・デイ」、「嵐の恋(No Matter What)」などのヒット曲を放ったものの、その後、レコード会社とのトラブルやマネージメントの問題などにより、1975年にピート・ハムが、1983年にトム・エバンズがそれぞれ自殺してしまうという、まさに“悲劇のグループ”でした。
バッドフィンガーでは、マイク・ギビンズの書いた曲は少ないですが、じつは秀でたメロディ・メイカーだったことは彼が残した曲が証明。近年では“元祖パワーポップ・バンド”として再評価され始めていただけに、訃報は残念で仕方がありません。なお、
公式HPによれば、死因は自然死とのこと。心よりご冥福をお祈りします。