映画
『紙の月』にて〈第39回報知映画賞〉〈第36回ヨコハマ映画祭〉で助演女優賞を受賞、〈第38回日本アカデミー賞〉では優秀助演女優賞を受賞するなど、女優としての活動に注目が集まる
大島優子。そんな彼女にとって6年ぶりの実写主演映画であり、
AKB48卒業後初の主演映画となる『ロマンス』(脚本・監督:
タナダユキ)が8月29日(土)に公開されます。
──北條鉢子は、特急ロマンスカーのアテンダント。仕事の成績は常にトップで、その日もつつがなく業務をこなしていたが、ひょんなことから映画プロデューサーを名乗る怪しい中年男客・桜庭に"母親からの手紙"を読まれてしまう。桜庭に背中を押され、もう何年も会っていない母親を捜すことになった鉢子。かつて家族で訪れた箱根の景勝地をめぐる"私とおっさん"の小さな旅が始まった──。
箱根の景勝地を舞台にした、たった1日の出会いと別れを描く、人生を“ちょっとだけ”肯定してくれる小さな旅の物語『ロマンス』。脚本・監督は、本作で『百万円と苦虫女』(2008年)以来7年ぶりにオリジナル作品を手がけるタナダユキ。主人公“鉢子”には『紙の月』で数々の賞に輝いた大島優子、“桜庭”は個性派俳優として人気を博す
大倉孝二がつとめています。
オファーをいただいた時は主演ということで不安な気持ちになったのですが、監督がタナダさんと聞き、一気に喜びに変わり、楽しみな気持ちが日増しに大きくなりました。クランクイン前には車内販売の際の動き方や発声方法などを調べて、ずっと自宅でアテンダントの練習をしていました。鉢子は今の私と同じ26歳という設定です。20代前半とは違い、この年齢になるとなぜか前に踏み出す勇気が持てず、怖くなることがあります。そういう気持ちを抱いている鉢子にとても共感しました。完成した作品を観て、タナダワールドにいる自分が何よりも嬉しかったです。劇中では、「これ大丈夫かな!?(笑)」と思うくらいのぐちゃぐちゃな顔や無防備な姿、とびっきり楽しい表情や切ない感情などたくさん引き出していただきました! 是非、たくさんの方々に観ていただきたいです!――大島優子(C)2015 東映ビデオ
■『ロマンス』
2015年8月29日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
脚本・監督: タナダユキ
出演: 大島優子 / 大倉孝二 / 野嵜好美 / 窪田正孝 / 西牟田恵
製作: 東映ビデオ
配給: 東京テアトル