ハーモニカ・ジャズの第一人者、
トゥーツ・シールマンス(Toots Thielemans)が8月22日、けがのため入院中だったベルギー・ブリュッセルの病院で亡くなりました。94歳でした。
トゥーツ・シールマンス(本名ジャンバティスト・シールマンス)はブリュッセル生まれ。3歳でアコーディオンを始め、40年代にギタリストとして活動を開始。50年代にはクラリネット奏者の
ベニー・グッドマンや
チャーリー・パーカーのツアーに参加し、広く知られるようになりました。
1962年、自身の口笛をフィーチャーした「ブルーゼット」がヒット。また映画
『真夜中のカーボーイ』(1969)やTV番組
『セサミ・ストリート』のテーマ音楽、
クインシー・ジョーンズ、
ビル・エヴァンス、
ジャコ・パストリアス、
ビリー・ジョエルら広いジャンルにわたる共演で不動の評価を得ています。
2014年、体調不良から公演のキャンセルが相次ぎ、聴衆をもはや満足させられるパフォーマンスができないと自身で判断、引退を表明。そのメロディアスなハーモニカ&ギター・プレイは多くの音楽家に影響を与え、世界中のファンを魅了し続けていました。