ロサンゼルス・ムービー・アワード / 2010長編映画部門「HONARABLE MENTION」、メキシコ国際映画祭「シルバー・パーム・アワード賞」と、すでに世界を揺るがしている注目作! アメリカで映画制作を学び、脚本家としてキャリアをスタートさせた中島央監督の初長編にして、日本デビュー作となる『Lily』が4月上旬より、渋谷シアターNにて公開決定。
新進気鋭の若手脚本家、ヴィンセント・ナイトは5年前に華々しく脚本家としてデビューを飾って以来、長いスランプ状態に苦しんでいた。映画会社は、そんなヴィンセントに最終通告として、一週間以内に脚本を仕上げるように命令する。窮地に立たされた彼は、同棲中の長年の恋人との実生活をベースにしたラブ・ストーリーを書きはじめるが、すぐにアイディアにつまってしまう。ヴィンセントはある方法によって物語のアイディアを掴もうとするが、これによってヴィンセントと彼女の関係に予想もしなかった変化が訪れる。すっかり変わってしまった二人の関係は、ヴィンセントの書く物語に影響を与え、二人の実人生と不思議な形で交わり始める――。
スランプに陥った脚本家が現実と妄想の間をさまようさまを繊細な映像美で描き出し、スタンダードな強度を持つラブ・ストーリーへと仕上がった『Lily』。音楽は、“日本のビル・エヴァンス”とも評され、
菊地成孔との
東京ザヴィヌル・バッハでの活動でも知られるキーボーディスト、
坪口昌恭が担当しています。主人公の行き場のない心情や葛藤などを見事に表現している、アンビエントな響きにも注目を。
※2011年4月上旬より、渋谷シアターNにて公開!
■『Lily』lily-movie.com出演:ジョシュ・ロング / レベッカ・ジェンセン / ジョン・ボーレン / ルアナ・パラーモ / キャリー・ラトルッジ
監督・脚本・製作:中島央/プロデューサー:アラン・ノエル・ヴェガ 撮影:豊田実/編集:水谷明希
美術:メリッサ・ユウ
音楽:坪口昌恭
衣装デザイン:ケリー・コドウスキー
製作:スーパーフィルムメーカー・インク
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