ピアニストの
辻井伸行が、イギリス最大の音楽祭“プロムス”にデビューすることが決定! 2013年のプロムス全体のラインナップと合わせて、BBCより4月18日に発表されました。
プロムスは“BBCプレゼンツ・ヘンリー・ウッド・プロムナード・コンサート”の通称。ロンドンの音楽の殿堂、ロイヤル・アルバート・ホールを舞台に8週間あまりにわたって繰り広げられる音楽の祭典で、“ロンドンの夏の風物詩”とも呼ばれています。その最終日の“ラスト・ナイト”の熱狂的な模様は、毎年世界中に中継されています。
プロムスの見どころは、イギリス国内のみならず世界中から招かれたオーケストラが繰り広げるコンサート。今年は7月12日から9月7日の間に、70回あまりのオーケストラ・コンサートが行なわれ、すべてのコンサートがBBC radio 3で生中継されます。プロムスに招かれることは、世界のオーケストラと指揮者にとってステイタスであり、そのソリストに抜擢されることでも注目を集めます。
辻井伸行は、7月16日に
BBCフィルハーモニックのソリストとして出演し、同フィルの首席指揮者フアンホ・メナの指揮で、
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏します。この模様は、上記Radio 3での生中継に加えて、BBC Four(ケーブルTV)でも現地時間7月19日に放送される予定。
辻井は、これまでBBCフィルハーモニックとの共演を重ねてきており、今回はオーケストラ側からの強い推薦によりプロムス出演が実現したとのこと。
プロムスで演奏するラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、辻井が2009年に優勝したヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで演奏した曲で、その後もBBCフィルをはじめ世界中のオーケストラと繰り返し演奏しており、辻井の十八番となっている名曲です。