昨年、2003年から2013年に至る10年の軌跡を新曲と共にコンパクトにコンパイルしたベスト・アルバム『Atlas』をリリース、同作を携えてのジャパン・ツアーも好評を博したアルゼンチン・ブエノスアイレスのコンポーザー / マルチ・インストゥルメンタリスト、Ulises Conti。彼が通算6枚目となるニュー・アルバム『Los Griegos creian que las estrellas eran pequenos agujeros por donde los dioses escuchaban a los hombres』（FLAU-41 2,000円 + 税）をリリース。6月22日（日）発売です。

　Alejandro FranovやLola Ariasといった自国のアーティストはもとより、BEACH HOUSE、Jo Mangoなどとの共演でも名高いUlises Conti。クラシカルな風合いながらジャンルを越境したコンポーズ、エレクトロニクスやフィールドレコーディングを交えたインストゥルメントワークを駆使し、独特のノスタルジアを湛えたメランコリックな楽曲群が魅力です。本作は、“音のアルファベット”をコンセプトに制作された「A」から「Z」までの（スペイン語なので“エニェ”を含む）27ピース。ピアノが発する明確な音階と、日常の環境音がお互いに輪郭を暈し、移ろいながら融け合う様を味わうことができます。