12月8日、9日に、
宇多田ヒカル コンサート<WILD LIFE>が横浜アリーナで行われました。本公演チケットの先行予約申し込み総数は15万通を越え、一般発売日には即完売。そのため、チケットがとれなかったファンや、場所が遠くて断念したファンのために『「WILD LIFE」 ライブ・ビューイング in シアター』と称して、8日公演の全国映画館(国内史上最大級64ヵ所70スクリーン)への生中継を決めたほか、更に海外のファンからの熱烈なリクエストにも応える形でUstreamによる全世界生中継がを実施。
その生中継が実施された8日は、全国映画館の動員17,000名、そしてUstreamのユニーク数は34万5千と双方とも国内史上最大規模の記録を更新。本公演の動員14,000名を加え、計37万9千人が8日の公演を見たことになり、宇多田ヒカルとしても史上最大のコンサートイベントとなりました。
「初日は自然とスムーズで、バランスのいいライヴだった」とは9日公演MCでの本人からの言葉。その9日公演では、いよいよ一時活動休止前最後のコンサートということもあり、「契約も残っているので、引退ではないから。ちょっとの間お休みをもらうだけ。でももうしばらくライヴもできないと思うと……」と、たくさんのお客さんからの声援で感極まるシーンも。そんなアーティストとお客さん双方からの愛が溢れる空間の中で、コンサートは先日発売された『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2』からの新曲「Goodbye Happiness」ではじまり、デビュー・シングル「Automatic/time will tell」そして「First Love」も、もちろんのこと、最新シングルの「Prisoner Of Love」など大ヒット・シングルの数々、そしてアルバムからの名曲「テイク5」「BLUE」なども加え、時にしなやかに美しく、時に力強く激しく、アンコールを含む全22曲を歌い上げました。
このコンサートの模様は来年1月22日にはスカパー!で、2月には音楽専門チャンネルSPACE SHOWER TVでもオンエアされる予定です。
最後のMCでは「(これからは)自分を大切にして、まわりの人も大切にしたいと思う、だからみんなも自分を大切にいてくれればいいなと思ってます」というメッセージをファンのみんなに残し、ステージを後にしました。
ファンからの「待ってるよ−」という言葉に「信じてる」と返した宇多田ヒカル。どんなアーティストになってまたステージに戻ってきてくれるのか、いまから楽しみです。