AKB48 大特集 DOCUMENTARY of AKB48 to be continued - Chapter 1 映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued』で知るAKB48
掲載日:2011年01月21日
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 1月22日から公開される、AKB48初となるドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』(配給:東宝映像事業部/1月22日(土)より、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほかで全国公開)。この映画は、彼女たちの2010年の活動に密着。製作総指揮は岩井俊二、企画は秋元康、監督は寒竹ゆり。今回、監督が興味を持ったのが“AKB48劇場”の公演で繰り広げられるドラマ。さらに、その公演の密着映像に加え、個人密着撮影を実施し、大島優子前田敦子篠田麻里子板野友美渡辺麻友高橋みなみ小嶋陽菜柏木由紀宮澤佐江河西智美峯岸みなみ秋元才加北原里英指原莉乃、横山由依の15名に、アイドルから“自分に帰る時間”をテーマにインタビュー。AKB48とともに動いている“自分自身”、本音やエピソードなどが赤裸々に語られている――。

 
 
2011年1月22日(土)より、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国公開!

■映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』

配給:東宝映像事業部

公式サイト http://www.2010-akb48.jp/

(C)「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会




戸賀崎智信
【AKB48 オフィシャル・ブログ】
http://ameblo.jp/akihabara48/
【AKB48 オフィシャル・サイト】
http://www.akb48.co.jp/
 いまや社会現象とも言えるムーヴメントを巻き起こしているAKB48。2010年における彼女たちの活動に完全密着、ホームグラウンドである“AKB48劇場”で繰り広げられるドラマを中心にしながら、大島優子、前田敦子、板野友美、高橋みなみ、柏木由紀といったメンバーへのインタビューもたっぷり収録されたドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』の全国公開に際し、彼女たちを近くで見続けているAKB48劇場の支配人、戸賀崎智信氏に“AKB48の現在と未来”について話を聞いた。
――2010年におけるAKB48の躍進ぶりは凄まじいものがありました。状況の変化を感じることも多いのでは?
 戸賀崎智信(以下、同) 「そうですね。公演に関して言えば、倍率は常に100倍以上。海外から来てくれるファンのための“スーパー遠方枠”の申し込みも1日30名くらいあります。ただ、“なんとなく知ってる”という感じのお客さんも急激に増えてるし、ルールを知らない人もたくさんいるんですよ。AKB48オフィシャルブログでお願いごとや“一緒に作っていきましょう”ということを書かせてもらっていますが、そういうメッセージも伝わってない場合もあって。AKB48は単なるアイドルではなくて、みんな体を張ってるし、命を懸けてやってる。この映画を通して、そういう部分が伝わってくれると嬉しいですね」
――メンバーの意識の変化については、どんなふうに捉えていらっしゃいますか?
 「“見られている”という意識は高くなってますね。とにかく“いつも眠たい”って言う人たちなので(笑)、たとえば空港で待ち合わせすると、以前はイスに突っ伏して寝ちゃう子もいたんですよ。<桜の栞>の頃だったと思いますが、“AKB48としての自覚を持ちなさい”って言ったことがあって。でも、いまは違いますよね。“見ない日はないよね”って言われるような状況を、本人たちもしっかり理解しているというか。気を抜けない時間がどんどん増えてると思います」
――そのぶん、ストレスやプレッシャーも増えてる気がしますが。
 「体力的にきついところはあると思いますが、この映画で取り上げられているようなメンバーに関しては、“楽しい”って思いながらやってるんじゃないでしょうか。ただ、選抜されていない子だったり、まだまだ表に出ていない子たちには、逆の意味でプレッシャーがあると思いますけどね。“AKBは売れてるけど、自分の状況は変わってない”っていう。そういうジレンマはありますよね。もちろん、いまは昔と比べれば、たくさんの仕事をいただけるようにはなりました。前は前田敦子だけだったのが、そこで受け止められないものを他のメンバーが担うようになって」
――そうですね、確かに。2010年の大きな出来事としては、まず“組閣”が挙げられると思います。メンバーをシャッフル、新しいチームが組まれたわけですが、この映画でも描かれているように、メンバーのなかにもかなり葛藤があったんじゃないですか?
 「あったでしょうね、それは。ファンにとっても、チームごとの“絆”だったり、学園ドラマを観るように楽しんでいた部分もあったと思いますが、それが一気にクラス替えになったわけですから。でも、それぞれのチームの千秋楽が終わったあとは、すぐに切り替えてましたけどね。終着駅に到着したのだから、そのあとは乗り換えるしかない。自分を信じて突き進むしかないわけです」
――シビアですよね。
 「後ろを振り返りはじめたらキリがないし、前に向かって進んでいくしかないですから。まあ、中学生、高校生くらいの女の子にとっては、あまりにも重いものを背負って山登りをしているなっていう気はしますけどね。可愛そうとは思わないんですけど、“すごいな”っていう気持ちはあります。高橋みなみなんて、僕が出て行くと必ず泣くんですよ(笑)」
『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued』より
――イベントやライヴの最後に戸賀崎さんが出てくると、“何か新しいハードルが課せられる”と反射的に察知するっていう。
 「いい知らせを伝えることもあるんだから、何も話してないうちから泣くのはやめてほしいんですが(笑)。そういう場合は、メンバーはもちろん、僕自身も直前まで何を伝えるのか知らされていない。決まってるのは“最後は高橋がシメる”ってことだけなんです。あのリアクションは完全にアドリブなんですけど、ホントにいいことを言うんですよ、いつも。そう考えるとすごいですよね。あれだけの責任を背負うと、人はこうなっちゃうのかって思います」
――映画のなかでも“たかみな”の存在は大きく取り上げられていましたが、もはや成長という言葉だけでは片付けられないですよね。
 「成長ではなく、変化ですね。AKB48に入ったことによって、別のものになったっていう。それは他のメンバーも同じだと思います」
――なるほど。戸賀崎さんのなかで、2010年の活動のなかでもっとも印象に残っていることは何ですか?
 「すべて印象に残ってますが、ひとつ挙げるとすれば握手会ですね。ライヴとは違って、“どなたでも来てください”っていうイベントなんですが、京セラドームでやったとき、2万人のファンが足を運んでくれたんですよ。その光景を見たら、“AKB48、すごいな”って思いましたね。秋元(康)さんも“いちばん大事なのは握手会。CDを売る手段ではなく、握手会そのものをエンタテインメントに昇華してほしい”と言っていて」
――ファンにとっても、もっとも近くでメンバーと触れ合える機会ですよね。
 「僕は思い切り現場の人間だし、しかも、どちらかというとファン側の立場に立ってるとも思ってるんです。劇場に来るファンの人たちは、僕のところにクレームを持ってくるわけですから。秋元さんはいつも“ファンが笑っていれば大丈夫”と言ってますが、それは現場の意見を大事にしているということでもあって。僕が“ファンはいま、ここにストレスを感じてます”“こういうクレームが来てます”と言えば、秋元さんはすぐに改善しようとする。“じゃんけん大会”も、まさにそうなんですよ。(従来の総選挙では)上位に来るメンバーは予想がついてしまう。“それでは、面白くない”っていうファンの意見があって、“まったく予想がつかないことをやろう”っていうことで。だから、すごく受身でもありますよね(笑)」
――でも、すごい企画ですよね。きっと現場の方々もビックリしたと思うんですが。
 「ビックリというより、気持ちよかったですけどね。武道館でじゃんけん大会をやるなんて、面白いじゃないですか。秋元さんは“次はアミダくじかな?”なんて笑いながら言ってますけど、まるで冗談には聞こえないのがAKB48ですよね(笑)」
――2011年以降、AKB48の存在はさらに大きくなっていくと思います。この先のビジョンについては、どんなイメージを持ってらっしゃいますか?
 「それを決めるのはプロデューサーの秋元さんですが、僕としては“行けるところまで行くしかない”ということですよね。劇場に関していえば、ずっと右肩上がりなんですよ。お客さんが7人、9人というところから始まって、15人、20人、23人というふうにどんどん増えて、それがいまも続いている。握手会については、規模を大きくしていくというより、全国各地に行きたいですね。たとえば広島だけじゃなくて、山口や岡山にも会いに行くっていう」
――公開されるドキュメンタリー映画には“10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?”というタイトルが付けられています。戸賀崎さんは、10年後、彼女たちにどんなことを思ってほしいですか?
 「“あのときがあったから、いまがあるんだ”って思ってほしいです。彼女たちは若いから、まだ気づいてないこともたくさんあると思うんですよ。でも、“あのときがむしゃらにやってたから、いまがある。みんな、良かったね”って思ってほしいな、と。それだけですね、ホントに」
取材・文/森 朋之(2010年12月)
※次回は2月4日更新、2月16日リリースのAKB48の新曲「桜の木になろう」を特集します。
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