

女性シンガー・ソングライターのジョニ・ミッチェルがカナダに生まれる。本名はロバータ・ジョーン・アンダーソン。7歳からピアノを習い、すぐに作曲もはじめたそうだ。9歳の時にポリオを患うも回復、なんでも同じ頃にタバコを吸い始め、あの独特の声が形成されたと言われている。その後にギターも覚えた彼女はフォーク・シンガーとしてキャリアをスタート。その独特の世界観はジャンルを問わず、後続のアーティストに影響を与えている。
ともにお笑い界で人気を博す2人、宮迫博之(雨上がり決死隊)と山口智充(DonDokoDon)によるユニット、“くず”がCDデビューを果たした。バラエティ番組『ワンナイ』シリーズのコントで登場したコンビであり、刑務所を出た2人のヤクザが更正するために音楽の道へ、というコンセプト。歌手顔負けの歌唱力、宮迫のユニークな振付とぐっさんの個性的なギター・プレイもあり、たちまち人気を得る。このデビュー曲「ムーンライト」も大ヒットとなった。
宝塚で活躍し、ミュージカルや映画などに出演するかたわら、「ラストダンスは私に」「ろくでなし」などをヒットさせた越路吹雪がガンのため死去。56歳。本人には胃潰瘍と知らされていたという。死後、いくつかのトリビュート・アルバムが発表されたが、なかでも聴き応えがあるのが小西康陽、小島麻由美、暴力温泉芸者などが参加している『拝啓、越路吹雪様』。原曲にオマージュを捧げつつ、各アーティストの個性がくっきり出ていておもしろい。小島麻由美の「ろくでなし」は、好評のため後にシングルとしても発売された。

谷村新司+堀内孝雄+矢沢透=アリスが、オリジナルアルバム9枚とライヴアルバム5枚を残し、後楽園球場で解散コンサート「3人だけの後楽園」を行なう。'72年「走っておいで恋人よ」でデビューしたアリスは、初めはギター2本とパーカッションという珍しいバンド構成。「帰らざる日々」「さらば青春の時」「冬の稲妻」などのヒット曲を量産した彼らだったが、'74年に年間303ステージという記録を打ち立てるほどコンサートに打ち込んでいた。なお、解散した年にはツイスト、ピンクレディなども解散し、一時代の終わりを告げた。
1930年11月7日、日本の男性声優/俳優の阪脩が生まれる。青ニプロダクション所属。渋さと深さを併せ持つ特徴的な声で、シリアスなキャラクターからコメディ色の強いキャラクターまで幅広く演じ分ける、日本の声優界を代表する大ベテランの一人。『ドラゴンボールZ』の孫悟飯(初代)、『美味しんぼ』の大原社主、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の荒巻大輔などが有名。また洋画吹替では名脇役として欠かせない一人でもある。妻は声優の太田淑子(「ヤッターマン」のガンちゃん/ヤッターマン1号他)。なお、後進の育成にも熱心で、青ニ塾大阪校で教鞭をとっている。
“雑学王”との誉れも高い、伊集院光が東京都荒川区に生まれる。『伊集院光のOh!デカナイト』(ニッポン放送)などラジオ番組のパーソナリティとして大ブレイク、伊丹十三作品『スーパーの女』『マルタイの女』では俳優としての顔も披露している。2007年9月には“連載5年構想4年修正1年”という長きに渡ったメルマガ・エッセイ『のはなし』を発表。「あ行」にはじまり「ん」まで、爆笑と感動を巻き起こす全82話の壮大なデイリー・ライフを綴っている。
ジョンとヨーコの結婚記念盤として発表されたアルバム『ウェディング・アルバム』英国発売(米国では10月20日、日本では70年2月5日)。全英ではチャート・インせず、全米で178位を記録。A面はジョンとヨーコの心臓音をバックに2人がお互いの名前を呼びつづけるもので、B面は69年3月25日から7日間行なわれたアムステルダムでのベッド・インの模様が収録されている。また、このアルバムはLP、ポスト・カード、スクラップ・ブックなどがカートン・ボックスに収められた豪華な仕様で発売されていた(のちにLPだけでの販売になった)。