

ザ・フーのドラマーだったキース・ムーンが英国ロンドンに生まれる。激しい性格だったようで、ステージでのドラム破壊はもちろんのこと、滞在先のホテルや自宅に至るまで、あらゆるモノをブチ壊していたという逸話が残っている。それはドラミングにも存分に表れており、その手数足数の多いプレイは驚異的。残された映像だけでも唖然としてしまうほどなのだから、生で観た人間の驚きは想像に難くない。1978年、31歳で死去している。
サヴァイヴァーでの活動で知られるロック・シンガー、ジミ・ジェイミソンが米国メンフィスに生まれる。本名はジミー・ウェイン・ジェイミソン。サヴァイヴァーと言えば映画『ロッキー』の主題歌、というイメージを持つ方も多いだろうが、彼は「アイ・オブ・ザ・タイガー」ではなく、「バーニング・ハート」を唄った人物。『ロッキー』云々を抜きにしても、魅力的な音楽を奏でていたバンドにおいて、その歌唱力とメロディ・センスにより、マニアからの評価は非常に高い。

同月4日にモーニング娘。新メンバーに決定した後藤真希が、横浜アリーナのイベントで初お披露目。「'99年9月9日に9人でスタート」というつんくの一言で始まった新メンバー募集には、実に11,000名が応募。その後155名→20名→5名と候補者は絞られ、寺でのミニ合宿を経て後藤の加入が決定する。そして加入後の初シングル「LOVEマシーン」でモー娘。人気は頂点に達し、プッチモニでのリリースを経てソロ作品「愛のバカやろう!」を発表。恋愛騒動や高校退学も何のその、の快進撃である。ちなみにファンの間での呼び名は〈ごっちん〉。
Xが東京ドーム初コンサート。観客5万人が総立ちとなり「Xは東京ドームをライヴハウスに変えた」とまで言われた。その翌年の1月5〜8日には、国内アーティストとして初のドーム3DAYSを決行。5万人のWAVE、5万人の大合唱、とライヴのアツさはよりヒートアップ。「伝説」と呼ばれるこの3DAYSコンサートは後に、ビデオも発売されている。その後、Xは'97年12月31日の解散ドームライヴまで、計13回東京ドーム公演を行なった。
タツノコ・プロダクションが生み出したギャグ・アニメの国宝級シリーズ“タイムボカン”の第3作目として79年2月から1年間放送された『ゼンダマン』。全52話を2つのボックスに分けて収録したDVD-BOXの第1弾が発売される(第2弾は2002年10月25日発売)。第1弾には初回から24話までを収録。シリーズを支えた作曲家の山本正之が声優デビュー(ゼンダライオン役)したのは本作から。また演出を担当した押井守をネタにした“オシイ星人”が登場したのも本作からである。
映画『28日後...』が公開される。世界を急激なスピードで襲ったウィルス。それに感染した者はたちまちゾンビに姿を変え、生存者に襲いかかってくる……。絶対絶命なシチュエーションとスリリングなストーリー展開が話題を呼び、大ヒットしたホラー映画。監督は『トレインスポッティング』のダニー・ボイル、脚本はアレックス・ガーランドと、『ザ・ビーチ』でタッグを組んだ2人がここでも遺憾なく才能を発揮している。
ジョンとシンシア・パウエルがリバプールのマウント・プレザント登記所で結婚式を挙げた。立会人をポールが務め、出席者はジョージ、ブライアン・エプスタイン、シンシアの兄トニーとその妻マージョリーだけ。ジョンの伯母で育ての親であるミミは参加せず、ビートルズに参加してまだ日の浅かったリンゴは後日、結婚したことを知らされた。式の後は近くのレストランで出席者全員で会食(代金の支払いはブライアン・エプスタイン)。またジョンは、結婚式当日の夜もチェスターのリバーパーク・ボールルームで演奏。翌24日はランチタイムにキャヴァーン・クラブで、夜にはバーケンヘッドのマジェスティック・ボールルームに出演。新婚夫婦が落ち着く時間はまったくなかった。