

ショーン・ポールがジャマイカのキングストンに生まれる。一族はみな水泳が得意で、彼自身も水球のジャマイカ代表チームでプレイしていたらしい。父親はポルトガル系、母親は中国系とのことで、どことなくオリエンタルな顔立ちから、デビュー後は“ダンスホールの貴公子”との異名を取る。その伊達男ぶりは実に様になっており、ウワサによると、テレビでビヨンセとパフォーマンスするはずが、彼女のカレであるジェイ・Zが嫉妬したために止められたんだとか。

エルヴィス・アーロン・プレスリー、ミシシッピー州テュペロに生まれる。「ハートブレイク・ホテル」、「ただひとりの男」で始まったエルヴィス黄金期は58年まで続いたが、同年突然の陸軍入隊。若者のシンボル像を書きかえることになる。60年の除隊を境に洗練されたポップ歌手になった彼は、それでも「今夜はひとりかい?」といった超ヒットを産み続けた。77年8月16日死去。生存説が語られるほど、後のアーティストへ与えた影響は大きい。ちなみに伝記映画『グレイスランド』でエルヴィスを演じているのは、絶倫中年ハーヴェイ・カイテル。
デヴィッド・ボウイがロンドンに生まれる。長い間数々のバンドを点々とするが、'69年キューブリックにインスパイアされた「スペース・オディティ」が大ヒット。派手なファッションや演劇性のあるステージから、彼の音楽は〈グラマラス・ロック〉と称され、「ボクはバイセクシャルだ」というセンセーショナルな発言などとともに、その存在は一気に世界中に広まった。80年代半ば頃からやや勢いはなくなるものの、そのルックスを存分にいかし、個性派役者としても成功している。
THE YELLOW MONKEYが東京ドームでの初公演を行ない、同時に11年間の活動を休止して充電期間に突入。ニューアルバム『8』収録曲や、「JAM」「BURN」などのヒット曲に5万人の観衆は熱狂。“私たちは普通の野良犬に戻ります。我がイエローモンキーは永久に不滅です!”というパロディな挨拶とともに、華麗にライヴを締めくくった。同日にはJUDY AND MARYも解散を発表。Jポップの時代が大きく変わることを誰もが感じた。
青山剛昌の推理漫画を原作にしたアニメ『名探偵コナン』の放送が開始される(1996年1月8日)。ある日、謎の組織に飲まされた薬によって小学生の姿にされてしまった主人公・工藤新一が「江戸川コナン」と名乗り、謎の組織の正体を突き止め、元の体を取り戻すため難解な事件を解き続ける。アニメ版は基本的に原作通りの展開だが、ゴールデン帯での放送にふさわしくない場面は編集や削除などの手が加えられている。放送開始から10年以上経った今でも高い人気を維持しており、幅広い年齢層から支持されている。

65年12月6日にキャピトル・レーベルから発売されたシングル「恋を抱きしめよう/デイ・トリッパー」がビルボード・チャートで1位を獲得(2週連続1位)。英国では「デイ・トリッパー」が有力曲として扱われたが、米国では「恋を抱きしめよう」がメインで扱われた。また、「デイ・トリッパー」もチャートに顔を出し、最高5位を記録。このシングルは100万枚以上の売り上げを記録した。